「水やりのプロに」 りな

4月29日

 今日の午前の作業は、ひろこちゃんと水やり作業でした。この頃、やよいちゃんやゆりかちゃんやのりよちゃんや、色んな人と水やりの作業に入らせてもらえて、そのぶん手の感覚がつかめたり水やりのプロになっていくのがとても嬉しいです。ひろこちゃんと水やりの作業をすることは初めてだけれど、ひろこちゃんは毎日の水やりの記録を気にしてくれていて、一緒に出来るのが嬉しかったです。
 いつものように、朝にやよいちゃんやちさとちゃんと水やりチームの集まりをし、スケジュールを確認しました。今日は午前の1時間、レクリエーションの準備だったので、作業時間が少し短かったです。そのため、予定していた畑を少し削って、ハードなスケジュールになっていました。
 まずはゴボウ、ニンジン、の水やりをしました。私はゴボウ、ニンジンの担当なので、畑にいられることが嬉しかったです。水やりは、補助しか入ったことがなくてすこし不安だったけれど、何度も補助して見た経験で、どんなぐらい水をやるのか考えて水やりしました。
 ひろこちゃんが、とても気持ちを沿わせてくれてホースが軽く、とても水やりがしやすかったです。ゴボウに水をやっているとき、不織布が透けてゴボウの双葉が見えました。昨日よりも絶対に大きくなっていました。丸くてとても可愛かったです。ほとんど芽が出ていて、安心しました。
 ひろこちゃんが、タイムコールをしてくれました。スケジュールぴったりから初めて、ぴったり終わることが出来ました。使った水量も、ほとんど合っていて嬉しかったです。
 ニンジンは今、大きいもので本葉5枚になっています。1か所にかたまって大きいニンジンが生えていて、やっぱりお互い高めあっているのかなと思いました。
 蒔き足した芽も、徐々に双葉が出てきました。出たばかりの芽もあれば、本葉1枚がちょろっと出ているものもあります。第1弾と比べたらとても小さく見えるけれど、第1弾に追い付いてほしいなあと思いました。
 ニンジンの水やりが終わったら、斜畑下の畑にホースを伸ばして、里芋の水やりをしました。サトイモは、昨日れいこちゃんとしなこちゃんが畝の分断をしてくれて、ホースが通しやすくなっていました。ホースが届かない都合で、分断した畝間にホースを通して水をやります。そのため補助がとても難しいのですが、ひろこちゃんがとても器用に補助をしてくれて、とてもやりやすかったです。

 そのあとは、山畑西のトウモロコシの水やりをしました。これは、ホースが2本に分岐していて2人同時に水やりをします。私はトウモロコシの水やりは初めてでした。トウモロコシは、霜に当たってすこし葉っぱが茶色くなっていたけれど、お父さんが集合のときに「少しでも緑が残っていたら復活する」と言ってくださって、希望をかけて水をやりました。高低差だけれど水量があって、土を削らないように気を付けました。じょぼじょぼ、という音が気持ち良かったです。
 これも、水やり中一回も時計を見なかったけれど、予定とほとんど同じ時間に終わることが出来て、水量もぴったりでした。やよいちゃんは、時間内に全部終われないかもしれない、と言っていたけれど、このまましていたらミニトマトの水やりも絶対に終わらせられる! と思いました。
 山畑から崖崩れハウスまで、走って行きました。ひろこちゃんに「フルメニューですね」と言うと、「水やりタイムトライアルだね」と言ってくれました。なんだかとても楽しかったです。
 崖崩れハウスについて、ミニトマトの水やりを始めました。少し時間が経った後、水が止まってしまいました。どうしてだろうと思っていると、タンクが空になっていました。水やりをする前に、タンクの水の残量を確認するのをすっかり忘れていて、しまった! と思いました。これからは、もっと責任を持って水やりをしたいと思いました。

 午後は1時間、山小屋でのレクリエーションの準備がありました。その時に、お父さんとお母さんのところに確認に行かせてもらって、シンプルが一番楽しいことを教えてもらいました。私達は、欲張りになりすぎて、肝心なことを忘れていました。宝探しゲームだけに重点をおいて考えると、とてもシンプルだし、想像してもワクワクします。そういう遊びにしたら、みんなも思いっきり楽しめるのかなと思いました。
 作業は、桃の摘花に入らせてもらいました。今日は、池上桃畑です。池上桃畑の桃の木は、背が低い木がたくさんあって、地面に立って摘花が出来ました。
 あんなちゃんが、最終的にこの枝にはこのぐらいの花を残したいんだ、と教えてくれました。30センチの枝に3,4個ぐらいで、4倍ぐらいに絞られるのを知ってこれまで以上に緊張しました。
 これまで、拳1つ分ぐらい間をあけて摘花していったのですが、どういう桃の実が栄養が行きやすいのかあんなちゃんに教えてもらいました。葉っぱがついているところの実に栄養が行きやすく、枝の真ん中らへんが一番いい場所だと聞きました。これまでの拳1つ分感覚の枠を超えて、もっと先の桃の実のことを見据えて作業して、とても集中しました。
 以前、桃の摘花の作業に入らせてもらったとき、桃の実がビービー玉ぐらいの大きさだったのに、今日は大きいもので直径1センチぐらいになっていました。1センチと聞くと小さく聞こえるけれど、前よりもひと回りもふた回りも大きくなっていて、とても大きく見えました。
 高いところについている花は、霜で枯れているものもありました。でも、高いところ以外は霜には全然やられてなくて、霜対策で守られたんだと思ってとても嬉しくなりました。
 桃の摘花をしていると、暑さも忘れていて、あんなちゃんから冷たいお茶をもらったときは、とても美味しく感じました。
 こんなにも甘い桃を作れるのも、桃の木がなのはなファミリー全体を包むように癒してくれるのも、あんなちゃんの優しさなんだなあと思って、あんなちゃんが本当にすごいと思います。桃の手入れをさせてもらって、あんなちゃんから桃のことを教えてもらう時間がとても嬉しいです。

 夜の集合の、お父さんのお話がとても心に残っています。お父さん、お母さんがどれだけ私達のことを思ってくれているのか、それを考えるだけで涙が出てくるぐらいです。私は、お父さんお母さんの子供として精一杯で過ごそうと思いました。利他心を忘れません。自分に籠りません。まだまだ未熟だけれど、苦しかった過去があってすぐそばにはがけっぷちがあるのだということを自覚します。なのはなの子に完全になります。