【山小屋便り4月号】「毎月7日 セブンブリッジ大会! ―― ハウスチーム対抗 白熱の戦い 」 りな

「あのー カードが7枚配られて、ポンとかチーとか言うやつやねん」

「おー セブンブリッジやないかい その特徴はもう完全にセブンブリッジやがな」

 セブンブリッジ大会は、実行委員のなおとさん、みほちゃん、あやかちゃんの漫才から始まりました。胸に黄色と青のスパンコールの蝶ネクタイをつけて、バリバリの関西弁を使うあやかちゃん、みほちゃんは、いつもの穏やかな雰囲気をどこかに置いてきてしまったように見えました。ギャップの差に、リビングの中は笑いの嵐が起こりました。

 実行委員さんが場を最高に盛り上げてくれて、チームとリーグ紹介はピークに達しました。8日はラッキーなことに日曜日で、お仕事組さん、りゅうさん、スペシャルゲストで秀幸さんとあゆみちゃんが来てくださっていて、リビングが窮屈に思えるぐらい、にぎわっていました。

 チームわけは、今回から新しくハウスミーティング対抗になりました。ハウスミーティングのチーム名は、自然の精霊「ノーム、サラマンダー、ウンディーネ、シルフィード、ナピルス、ベレヌス、ゼウス」です。私は水の精霊ウンディーネ。こう精霊の名前を使って紹介できるのがとても誇らしい気持ちになりました。

■チームの合い言葉

 私はけいこちゃん、ほしちゃんと3人トリオでした。けいこちゃんは、ビギナーズラックで、強運を持っているんじゃないかなあと、とてもワクワクでいっぱいでした。

 けいこちゃん、ほしちゃんは冷静に物事を考えてくれて、落ち着かない私を沈めてくれました。

 私達の合い言葉は、

①一発上がりを狙わずに、確実に勝ちをとる。

②ジョーカーが来たらなんでもポンかチーと鳴く。

③捨て札に迷ったときは、数の多いものを捨てて、負け数を出来るだけ少なくする。

でした。

 ギャンブラーは、絶対に勝てないことを知っているので、なるべく負けても負けを積み重ねないようにしようと決めました。

 だから、私達は負けても一桁に抑えることができたり、他のチームの負け数よりも極端に小さく抑えることができました。でも、なかなか運が回ってこなくて、ずっとま負けっぱなしでした。

■特別ルール

 勝ちたい、勝ちたい! そう思っているのに、神様は意地悪をしていて運はどんどん逃げていくばかりです。他のチームがポンポンチーチーと鳴いてしまって、順番がなかなか回ってこなくて、1回も回ってこなくて負けたこともあったし、「勝てる……!」と心の中で思って、次の順番を待つだけだったのに、その前に上がられてしまうことが多々ありました。その時は、目の前のお饅頭を横取りされたように悔しかったです。

スペシャルゲストの秀幸さんとあゆみちゃんペア。ペアで作戦を立て、上がりを目指します

 いつの間にか、他のチームのプラスの点数を、私達と、りゅうさんのペアが全部マイナスで背負っていることになっていました。すると突然、「ピー!」、どこからともなく笛の甲高い音が聞こえました。

 なんだなんだとみんながキョロキョロしているところに、実行委員さんが前に出てきました。そして、クイズを始めるというのです。クイズに答えられた人のチームには、次の回で得点3倍! もう頑張るしかありません。分からなくたって、当てずっぽうで行こうと思いました。

 まず、今日は何の日でしょう! と聞かれました。今日は3月8日だから……宮の日? それとも、さやの日? あまりピンとこないものばかりでした。

 答えは、「ミツバチの日」、「土産の日」「サバの日」「みつやの日」などなど、たくさんあって、こんなにもたくさんあったんだと驚きました。そして、エレベーターが最初に動いた日として「エスカレーターの日」なんてものもあるそうです。

 ここからが問題、「最初に動いたエスカレーターは、秒速何センチで動いたでしょう!」。
 今の発展したエスカレーターでさえ、秒速なんて考えて乗ったこともなかったのに、初期のエスカレーターの秒速なんてお手上げです。でも、チームの点数にかかっているので、一生懸命考えました。

 絶対に、思ってもいないほど遅いんだろうと解釈しました。だから、私は、「5センチ!」と手をあげて言いました。でも、即行でなおとさんに、「ブッブー」と言われてしまいました。私の後にもどんどん答えが続きます。でも、なかなか答えが当たりません。どうか、私のウンディーネよ、頑張ってくれ……!

「ピンポーン!」、誰かが当たりました。もう、いっぱい手が上がりすぎて誰の答えがあっていたのか分かりません。答えは、「三十センチ」でした。あまりにも誤差があってガックシきました。今のエレベーターは秒速70センチで動いているそうです。そう数字で聞いてみると、とても速いんだなあと思いました。今度エレベーターに乗った時、もっと意識を張り巡らせて、次に時速問題が出たら答えられるようにしたいと思いました。

■後半戦へ

 前半が終わり、前半の結果発表をきくと、なんと3位にとどまっていました。もうダメなんじゃなかなあと少し諦め気味になっていたので、とても嬉しかったし、希望の光が差しました。どうにかこの順位をキープできるよう、私達のトリオも頑張らなければと思いました。

 リーグの入れ替えがあり、今度こそ運が回ってい来るぞ! とトリオの人と言い合いました。でも、やっぱり負けの繰り返し、悔しくて、地面に転がりました。

 でも、どうしてもビギナーズのけいこちゃんに勝たせてあげたい! 半分あきらめ調子で、「運をためているだけ!」と言って乗り切りました。

 残り時間少なくなって、なんと思ってもみなかったカードが来て、勝利することができました。え……やったー! 最初はあまり自分たちが上がったことさえ気が付かないほど静まっていましたが、場が読めて、勝った時は人一倍喜びました。一発上がりしたわけでもなく、みんなの持ち札も少ないにも関わらず、トリオの人と抱き合って喜びました。

 そのあとも、どんどん連勝していって、本当に運が回ってきたんだ、勝利の女神さまが降りてきたんだと思いました。確実に、借金を返していきました。

 最終のゲーム、得点3倍では、負けてしまいましたが、それまでのゲームで、3連勝することが出来て、とても嬉しかったです。私のセブンブリッジの思い出の中で、1番スカッとした出来事でした。

 最終結果発表が出るまでの待ち時間、実行委員さんが、ハウスミーティングの名前になっている精霊たちのトリビアを話してくれました。私のウンディーネもあって、ウンダというのは、「波」を意味していて、そこからこの名前になったそうです。人間にそっくりの女の人で、夫がいるそう。この地球上にももしかしたらいらっしゃるかもしれないと思うと、まだ見ぬ誰かとの出会いがとても楽しみになりました。もしかしたら、なのはなファミリーの仲間の中にもいるかもしれない……! もっともっと仲間を大事にしようと思いました。

 他の精霊たちのトリビアも興味深いものばかりで、もっともっと知りたいと思いました。私はファンタジーの世界にあこがれていて、このお話も夢のようなもので、調べたい私の意欲をかきたてました。

 さて、お待ちかねの結果発表です。もう私は、3回も勝てたので罰ゲームをしてもいいや! と開き直っていましたが、少し緊張していました。

 3位から発表されて、2位、1位と続きました。まだ、私のチームが出ていません。まさか……、と思いました。

■最下位は……

 4位の発表、「ウンディーネの青チーム!」全身の力が抜けて、ホッとしました。最下位は、サラマンダーのオレンジチームでした。

 罰ゲームは、野菜の訴えをジェスチャーでみんなに当ててもらう、でした。くじに、野菜の声が書いてあるのですが、それが、「お父さんに美味しく食べてもらいたいトウモロコシ」とか、「玉ねぎに間違えられたくないシャルム」とか、とても難しいものばかりでした。

野菜の気持ちになりきって表現するオレンジチームに、最後まで笑顔が広がりました

 紹介しきれないほど面白いくじを引いた人がたくさんいました。私はみんなのジェスチャーを見ても、同じ野菜にしか見えなくて、何をしているのかさっぱり分からなかったけれど、みんな瞬時に正解を当てていて、テレパシーを使ったんじゃないかと疑うほどでした。みんなの普段では見られない演技を見ることがとても楽しかったし、役者のなおちゃんは、サプライズで罰ゲームのお題をパート3までしてくれて、とても嬉しかったです。

 来月は、どんなゲームになるか、早くもとても楽しみです。