「目の前の役割に誠実に」 れいこ

 午後から、みんなと一緒に崖崩れハウス3棟に、ミニトマトの支柱立てをしました。
 私は支柱立ての経験が少なかったので、昨夜からとても緊張して、何度も段取りを確認していましたが、最後はちょうど5時10分前にきりよく終えられて、ものすごく達成感がありました。
 ハウスから出た瞬間、爽やかな風に吹かれて、心地よい充実感に満たされた気持ちになりました。

 まず、初めに全員で1畝ずつ入って、竹をどんどんさしていきました。
みんなでやるとものすごく早くて、竹の配置は30分くらいで全部終わりました。
 急遽、穴あけドリルが使えなくなってしまい、かけやで打つことになったのですが、あけみちゃんややよいちゃん、るりこちゃんやのりよちゃんや、とても心強いメンバーがたくさんいてくれて、こちらもすごい勢いで進んでいって、嬉しかったです。
 1棟の打ち込みが終わったら、竹を配置していた人で、すずらんテープを使って補強に入りました。
 トマトの支柱では、横竹を使わず、代わりにスズランテープで縦と横に連結させて、強度を増します。
 思いっきり力を込めて、ぴんと張って、どこまでも真っ直ぐに、美しさを追及しました。
 2人ペアになってもらい、竹がかしがないように、1人がぎゅっと支えました。
 すずらんテープの端っこは、ハウスのパイプと括り付けました。
 少し手が余る時には、草取りを進めたり、4時ころからは、あけみちゃんとやよいちゃんが草焼きバーナーで畝を炙るのも進めてくれました。
 前回、ミズナにキスジノミハムシが出たとき、収穫を終えた畝をバーナーで炙ると、次の作物にはほぼ被害が出なかったので、きっとミニトマトも害虫被害が減ってくれたらいいなと願っています。
 さらに、昨日のお昼から、ミニトマトの苗をアミノ酸溶液に浸していたのですが、今日の夕方には8割が吸収されて、たらいはほとんどからからになるくらい、よく吸ってくれていたので、病気にも強いはずです。
 みんなと一緒に、明日ミニトマトを迎えられる、万全の用意をできて、今、最高に嬉しいです。

 また、午前中には、かにちゃんとなっちゃんと一緒にHPの作業に入らせてもらいました。かにちゃんが、HPのアップがもっとやりやすくなるように、プログラムを更新してくださる、その下準備を一緒に手伝わせてもらいました。
 これまで9年間の、今日のなのはなや山小屋便り、ベストオブ日記などを、ひたすら1カ所にまとめて保存していくということだったのですが、私はまだお会いしたことのない卒業生のみんなの名前もたくさん出会って、何だか嬉しい気持ちになりました。
 日々の日記や活動の記録が、何千、何万という積み重ねとなり、今があるんだなと思うと、お父さんお母さんと、たくさんの先輩方が築いてきてくださったものがあって、今のなのはなファミリーであり、自分が生かしてもらっていることが、本当にありがたくて、幸せだなと感じました。
時間や場所は違っても、なのはなを通じて、こんなにたくさんの仲間と繋がっていられることがやっぱり嬉しくて、これまでなのはなを築いてきてくれた先輩たちの気持ちを受け継いでいけるような、いい意味で変わらないなのはなでありたい、その力になれるように生きていきたいと強く思いました。

 ほかにも、昼食の時には、お父さんがジェット気流のお話をしてくださって、その軌道が、インドから日本を通って、アメリカまできれいな半円を描いていることを聞けて、嬉しかったです。
 そのような形は、異常気象が起こる以前のように戻っているということで、一筋の希望の光が差し込んだように感じました。
 今、世界はとても大変な状況ですが、地球全体に視野を広げて考えてみると、必ずしも悲観すべきことだけではないということを知ることができて、心が救われました。
 きっといい方に進んでいけると信じて、今できること、目の前の役割に誠実に、また明日も頑張ろうと思いました。