【山小屋便り4月号】「【Cチーム】レタスの手入れと、新たな試み」 チームリーダー れいこ

 この春、梅林上の畑は、見渡す限りレタス、レタス、レタス! になります。

 畑のCチームでは3660株のレタスを担当します。

 梅林手前、奥、奥奥畑の3枚の畑で、2週ずつ時期をずらして3段階に分けて定植しました。

 しかしながら、私はまだ、この現実に慣れません。

 毎日、見回りに行くたびに、ものすごい数のレタスを見てドキドキしてしまいます。

 今日も、みんな元気でいてくれますように、雨が降りすぎませんように、ネキリムシさん、どうかレタスは見逃してやってくださいな、と願います。

 毎日、必ず会いに行って、レタスに声をかけて、チームのみんなの気持ちが伝わったなら、どんな肥料よりもよく育つのではないかと思って、そう心がけています。

レタスは4品種を育てていて、それぞれの違いも比べながら手入れをしています

 実は、第1弾では、スタートダッシュで少し失敗をしてしまったのでした。

 ネキリムシ対策で、透水防根シートを円錐状に巻き付けるということをしていたのですが、それが仇となってしまいました。

 防根シートが風にあおられ、定植したての根っこを傷つけてしまい、レタスにかわいそうなことをしてしまいました。

 でも、すぐに軌道修正し、成長は遅れてしまいましたが、今では大分持ち直してくれています。

 第2弾、第3弾では、その経験を活かして、さらに防根シートではなく、電気ショックを行ったので、順調にすくすく育ってくれていて、嬉しいです。

 苗は繊細だけれど凛としていて、大きくなるにつれて葉っぱがフリルのようになり、やがてくるんと巻いていきます。まるで、レタスがおめかししているみたいで、そんなところが可愛いらしいです。

 続いて、二重ハウスで育てているナッツの近況報告です。

 このナッツは、熱帯地方のペルーが原産のつる性の植物で、星型の実をつけるのが特徴です。日本では、ほとんど栽培例がありませんが、昨年の9月から実験的に二重ハウスの一角で育てています。

 初めは、情報量も極めて少なく、どんな風に育って、どこがどう実になるのかも全く想像がつかないようなところからだったので、とにかく、ペルーの気候を再現するところから始めました。

 ハウスの中にもう1つ小さなハウスを作って、毎日、温度や湿度を記録しながら、1番いいシステムを作ってきました。夜間には電気ヒーターをつけたり、銀マットで囲ったりして、なんとかこの冬の寒さを乗り切りました。

 途中で、チームのメンバーが、タイの農園の動画を見つけてくれて、見渡す限りナッツの畑を紹介していて、その葉っぱの葉脈が私たちが育てているものと、確かに一緒だったのを見られて、大きな希望が湧いてきました。

ナッツの花芽

 最近では、星型の小さな実がいくつもつき始めました。

 星型と言っても、四角のものもあれば、六角あるものもあります。

今は緑色をしていますが、あと3、4か月すると茶色く熟して、収穫になります。

 どうか、熱帯の恵みが実りますように。

 また、Cチームでは、4月の後半から定植ラッシュになります。

 今、春・夏野菜を育てるにあたって、なのはなにあるハウス全7棟を担当します。

 そこで、年々厳しくなる夏の暑さに対抗するべく、特に気温が籠りやすいハウス内でどうしたら涼しく、野菜を守れるかと考えました。

 私は初め、農業誌を読んで、既製品のハウスを涼しくするようなネットを購入したらどうかと思い、お父さんに提案しました。

 するとお父さんは、それもいいけれど、せっかく人数がいるのだから、みんなで何か作ったら楽しいんじゃないかと教えてくれました。

 そして、根笹を使ってすだれを手作りする、という案が生まれました。 

 ちょうど、山畑西の笹薮を開墾をする計画もあったので、一石二鳥で最高のアイデアだ! と嬉しくなりました。

 早速、のりよちゃんと一緒に試作をしました。

 根笹の頭を互い違いに並べていって、PPロープで編んでいきました。

 編み方は、以前盛男さんから門松の作り方を教えていただいたとき、土台作りに使った編み方を思い出して、やってみました。

 笹と笹の隙間がぴったり等間隔になり、編目がまっすぐにできると、本物のすだれに負けないくらい風情がある、良いものができました。

 ペアの人とぴったり息を合わせて、同じようなスピード感で編んでいくことも、大切だと思いました。

 場所は山畑で作ることにしました。

 根笹が取れる山畑西のすぐ上の畑なので、刈ったそばから編んでいくことができます。

 そして、山畑はその名の通り、高台にあるため見晴らしが良く、天気のいい日には最高に気持ちの良い風が吹きます。

 初めて大人数で作業した日には、今季1番の暖かさで、雲1つない青空にお日様が気持ちよさそうに照っていました。春の香りに、ふんわりと包み込まれました。

 最終的な目標は、長さ7メートルのすだれを38本作ることです。

 そのためには、約1万3300本の根笹が必要です。

 根笹とり部隊が、草刈り機で笹薮をどんどん切り開いていってくれました。

 編み部隊は、新しい子も含め大人数が参加してくれました。

畑の中に、7メートル間隔のラインに棒を立てて、ブースのように区切って、その中でみんなが規則正しく編み進めている様子が、まるですだれ工場のようでした。

「夢中になれる!」「面白いね!」と言ってくれて、とても嬉しかったです。

 本当にこれを作っていると、縄文人になったみたいな、原始的な喜びを感じられます。

 夏に向けて、みんなと精力的に作り進めていきたいです。

 

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第1弾トウモロコシの種蒔きをしました!

トウモロコシ、ナス、トマトなど、夏野菜の種蒔きも進めています。
トウモロコシは、大きく甘い粒ができる品種を育てます。

発芽して、 定植や手入れを行い、みんなでいただける日がとても楽しみです!