【山小屋便り4月号】「心と身体でリズムを刻む ―― ドラム部 『ビー・ウィズ・ユー』の練習 ――」 つき

 ドラム部は総勢10名となり、毎週練習を積み重ねています。

 発表会に向けて、グレイの『ビー・ウィズ・ユー』を練習中です。

 前回のドラム部発表会以来、憧れだったドラムの魅力にどんどん引き込まれています。

 初回は、部長のかにちゃんがドラムの各名称や組み立て方を詳しく教えてくれました。

 説明や実演をしてくれるかにちゃんの楽しそうな表情や声の調子から、ドラムが好きな気持ちがひしひしと伝わってきました。

 そんなかにちゃんを見ているだけでとても嬉しい気持ちになり、ドラムに対する興味がさらに沸いてきました。

 なのはなファミリーには、全部で5つのドラムセットがあります。全員では叩けないので、時間を区切って交代で練習をしています。

■基礎練習

 最初は、基本となる8ビートから練習しました。

 1小節を八刻みにして、3拍目と7拍目にアクセントを入れます。最初の練習では、右手でハイハットシンバルを八刻み叩き、左手でスネアドラムを3拍目と7拍目に同時に叩きました。これはみんな、すぐにできたのですが、これにバスドラムが加わると、脚も同時に動かさなければならないので混乱が生じてきました。

 でも、最初はゆっくり叩きながらだんだんテンポを速めていくと、少しずつ体に入ってきて、両手と右足をバラバラに動かして1つのリズムになっていく感覚はとても気持ちが良くて、快感です。

 身体全体でリズムを取りながら叩いていると、ドラムだけに集中できて、時間があっという間に過ぎていきました。 

 『ビー・ウィズ・ユー』の楽譜をもらって、ドラムの楽譜の読み方をかにちゃんが黒板に書きながら説明してくれました。

 ピアノなどの音階の楽譜ではないので、慣れない楽譜に苦戦しつつも、かにちゃんが、「チッチッターチ・チタチターチ」というように歌ってリズムを言ってくれたおかげでとても分かりやすかったです。

■喜び

 実際に、「こんな感じになります」と言ってかにちゃんが叩く姿は本当に格好良いです。

 みんなから、「ウワァーッ!」という声と拍手が沸き起こります。 説明をするときは優しく穏やかに教えてくれるのに対し、ドラムを叩くと一瞬にしてオーラが出ます。そんなかにちゃんのように自分もなりたいと、いつも思います。

 『ビー・ウィズ・ユー』では、伴奏的な部分はスネアドラムとバスドラムとライドシンバルかハイハットシンバルを基本的に使っていますが、〝フィルイン〟という曲の転換部分や、盛り上がるところなどでアクセントとなるところでは、1タム、2タム、フロアタム、シンバルも使うので、とても苦戦しました。

 部分的に個人練習をしているときはできても、いざ、みんなで合わせてみると、力みすぎてフィルインだけ抜けてしまうこともあり悔しくてもどかしさがありました。

 でも、自分が少しできていないところがあっても、みんなと合わせると、合わせるたびにみんなと喜び合えたことが嬉しかったです。 

 原曲と合わせると、また違った意味で難しくもあり楽しかったです。

 原曲のテンポは130で、結構速い方の曲です。最初に合わせたときは、思っていた以上に速くてついていけず、みんなで苦笑いでした。

 それでもみんな、すぐに慣れて、なんとなくでも合わせることができていたので、すごいなと思いました。

 自分自身はできていないところがあっても、その中に入って演奏させてもらえると、自分もできたような気になって嬉しかったです。

 みんな、ちょっと驚きながらも、できそうな兆しか見えたことに感動でした。

■ドラムを知るほどに

 休憩の時間は、かにちゃんがいろいろな楽しいことを用意してくれています。ドラムのメンテナンス方法は興味深かったです。

 叩く面のパネルの張り具合を均等にするために、金具がついている箇所を指で叩き、音を聞いて、低い音の所を専用の器具で締めて調整していくという方法です。

 それで全てが同じように張り合っているのが理想のようです。

 意外とシンプルだけれど繊細で音感が必要な作業だな、と思いました。即座に聞き分けて慣れた手つきで次々に調整していくのが格好良かったです。

 普段知れないことを教えてもらえて、頭も休めることができ、有意義な休憩の時間でした。

 他にも簡単にできるリズムトレーニングなどをおしえてくれたりと、休憩時間にもみんなを楽しませてくれるかにちゃんの気遣いが本当にありがたくて優しいな、と思います。たくさんのことを知ることができて嬉しいです。

 毎週、譜読みを進めながら、みんな少しずつドラムに慣れてきています。その分進みも速くなっていて、成長を感じられることが嬉しいです。

 3週目あたりから個人練習の時間を増やしてくれたおかげで、集中してひたすら練習ができるので、みんな叩けるようになるのが速くなったように感じました。

 かにちゃんが、「みんなの顔がドラマーの顔になっていく」と言ってもらえて、成長を感じられました。

 そうなると、どんどん楽しくなっていきます。部活後は、毎週「もっと叩いていたい」と口を揃えて言うほど、みんなドラムが大好きになっています。

 ちょうど譜読みが全て終わりました。

 『ビー・ウィズ・ユー』は、お父さんがお母さんに初めて送ったCDで、なのはなのみんなにとっても特別で大好きな曲です。

 母の日に発表会ができることを目標に練習をしています。

 エレキギター教室でも『ビー・ウィズ・ユー』を練習しているそうなので、ドラム部とエレキギター教室のメンバー、そしてお父さんの歌でコラボレーションができたらいいな、と思います。

 これからは、暗譜してスムーズに叩けるように叩き込んでいきたいです。細かいところを合わせてブラッシュアップし、みんなで良い演奏ができるように頑張っていきます。

 

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毎週日曜日、6つの部活動が活動しています!

 卓球部、ソフトボール部、ドラム部、アンサンブル部、美術部、書道部が、それぞれの目標に向かって、練習を積み重ねています。

ソフトボール部では、キャッチボールや素振りなどの基礎練習を、試合形式の練習に繋げています。  毎週日曜日の部活動を大切に積み重ねていきます
アンサンブル部では『魔女の宅急便』の練習を進めています