「楽しさがみえてくる」 りな

4月14日

 3日ぶりの晴れ、起きた時に外の景色がカラッと晴れていてホッとしました。今日も一日畑作業頑張るぞ!と気合が入りました。
 昨日の集合で、新しい畑のシステムが発表されて、同時に誰がどの野菜を担当するかも決まりました。私は、えみちゃんと一緒に春ニンジンとゴボウを担当させてもらうことになりました。この2つの野菜だけは、誰よりも知識があって愛情を注がなければいけません。また、毎日見回って作業希望も自分たちで出します。そう思ったら、夜も眠れないぐらいワクワクして、やる気が出てきました。
 同時に、本当にやっていけるのかどうか不安の気持ちもいっぱいでした。でも、ゴボウはBチームのまきちゃんが引き継ぎをしてくれて、ゴボウの資料を渡してくれました。また、種まきには一緒に携われることになってとても頼もしかったです。
春ニンジンは、Cチーム引き継ぎで、れいこちゃんが気にかけてくれました。分からないところもれいこちゃんが丁寧におしえてくれて、れいこちゃんの優しさがとても嬉しかったです。
 少し野菜の見方を変えるだけで、こんなにも作業の重要性、楽しさが見えてくるんだととても驚きました。私はこれまで責任を追うことを怖がって、義務的にしか作業出来なかったけれど、今はあまり恐れもないし、もっと積極的に作業に向かいたいと思いました。リーダーさんの気持ちを汲み取って、リーダーさんと同じ密度で野菜を見たいと思いました。

 午前は竹取の作業でした。時刻は9時半、少し早めだったにもかかわらず、永禮さんが来てくださっていてありがたいなあと思いました。
 まゆちゃんから作業の初めに「今日が竹取最後です」と聞いたときは、とても驚きました。いつの間にか、竹取が生活の一部分のようになっていました。竹林までの道も数回しか通っていないのに、登下校の道のように当たり前の景色になっていました。しかし、もうこの道も通ることはないのだなと思うと、全てが違った景色に見えました。
 竹林に入ると、すぐ入り口にミツバツツジが咲いています。紫に近いピンクで、光って見えます。いつ見ても綺麗なところしか見せなくて、「ようこそ」と、迎えてくれるようです。

 私はやすよちゃんとペアになって竹をとりました。午前で1ペア40本目標です。竹林はかなり拓かれていて、残るは奥のほうになりました。
 根笹の囲いをかき分けて中へ入ると、外から見るよりもずっと広々としていて、傾斜も緩やかでした。狙いの細めの竹を目で探しながら、竹林の中を探検しました。
 親指と中指でオッケーサインを作ったぐらいの竹は、気持ちいいほどスパスパ切れました。やすよちゃんが、だるま落としみたいにスパッとのこぎりで竹を貫通させたときはとても驚きました。
 私の役割は、竹を倒す方向に全力で押す、切れた竹を出口まで持っていく、ということでした。運びが思ったより大変で、木や老廃した竹に挟まって竹が動かせなかったりしました。そのため、竹選びでは出るルートがあることも、重要なポイントになりました。
 1ペアが散らばっていて、周りにみんなの姿が見え隠れしました。少し寂しさがあったけれど、運びの人が来てくれたり、竹取が終わって、他のペアの運びに合流すると、みんなの姿が見えて安心しました。

 これまで枝打ちは、最後に笹を回収して端に山にしていたけれど、今日は山の近くまで竹を運んで、近くで枝を落として、落とした人が最後に回収するというシステムでした。これだと枝が原っぱ一面に散らばらなくて、とてもしやすかったです。枝を散らばせない意識もついたなあと思いました。
 枝打ちできた竹は、永禮さんのダンプの止まっているほうまで2人ペアで運びました。竹を置いたら後ろに長い竹を持っているペアの人が並んでいて、竹をくぐって出るのがとても楽しかったです。
 休憩時間に飲んだお水が冷たくてとても美味しかったです。芝生にテントウムシがいっぱい止まっていて、春を感じました。
 
 
 午後も引き続き竹取をしました。次は、あけみちゃんとペアになって竹を取りました。あけみちゃんはお仕事で一緒に作業するのは久しぶりで、とても嬉しかったです。あけみちゃんからパワーをもらいました。
 竹を取っていると、あけみちゃんが「あ!」と言って、何かを拾いました。なんだろうと思っていると、「竜の涙だよ!」といって、青い実を渡してくれました。その実は真ん丸で、地球のような鮮やかな色をしていました。いつだったか、さやねちゃんとみくちゃんが竜の涙の話をしてくれたことを思い出して、とても嬉しくなりました。
 最後の20本は、えりさちゃんとペアで取りました。最後の3本、のこぎりで切らせてもらいました。ガリガリ言いながら、竹の粉を噴き出して勢いよく切れました。とても切りやすかったです。それは、えりさちゃんが思いっきり押してくれているからでした。えりさちゃんは「すごい!」と言ってくれて嬉しかったけれど、すごいのはえりさちゃんだと思いました。私も気持ちを沿わせられる適切なサポートの出来る人になりたいと思いました。

 なのはなファミリーで見られる花の「なのはな」のキャプションがとても心に残っています。この花は、お父さんお母さんのたくさんの思いのこもった、大切な花なのだと思いました。竹取の帰り道、そのなのはなが私の背中を力強く押してくれて、元気をくれました。

 明日も精一杯頑張りたいです。