「心の枠を広げる」 のん

4月11日

○誕生日
 今日で23歳になりました。
 なのはなに来る前、一生来ない気がしていた、来ないでほしいと思っていた年齢です。
 あのまま大学で進級していたら、新社会人になっていたであろう年。そこから先はブラックホールのように真っ暗に感じていました。

 それが今、みんなのなかでこうして笑って迎えることができています。
 将来に対して多少の不安はあっても、なんとかなると信じることができます。
 なれるかわからないけれど、税理士という道を選んで、先輩たちの背中を見て進んでいくことができます。
 あの日の自分には想像ができなかった未来の今があります。
 死ななくて良かった、生きてて良かった、という気持ちがじんわり浮かんできます。

 今日はみんなにたくさん嬉しいことばをもらいました。
 視野が狭くなってぶつかり回して迷惑をかけた……と沈む日もありますが、こんなに自分のいいところをたくさん掬い上げてもらって、ゆるして受け入れてもらっているのだと改めて感じました。

 お父さんが、「なのはなに慣れていって、慣れてってもう慣れてるだろうけど」と仰いました。
 それを聞いて、先日の集合で、もっとみんながなのはなを使って良くなっていけるようにしたいとお父さんが話してくださったことを思い出しました。
 学校や仕事では授業や仕事をサボって本を読んでいたら許されないだろうけれど、なのはなはそれが許される(ちゃんと許可はとってだけれど)。

 その話を聞いて、それでいいのか、と思いました。
 私はまだ世間の大道の生き方しか分かっていない部分が大きいと思いました。
 なのはなでも世間のいい子をついやろうとしてしまう、癖のようなもの、というか、そういうものだと思っている節があります。
 生徒は学校の評判を上げるためのものという考えがあったから、どんなタイプの人であれ、なのはなを使って良くなれるようにしたいというお父さんの言葉を聞いて、そういう考えの人、考えの世界があるのだと知りました。

 お父さんが今日仰った、「なのはなに慣れる」というのは、そういう考えに慣れる、ということなのかなと解釈しました。
 今の世間のメジャーな考え、価値観でなく、なのはなの、今の世間ではマイナーかもしれない、でも縛りがない考え、価値観を知って、取り込んで、自分のものにする。
 それが気持ちを癒したり、本当に治るために必要であり、私が持って生まれた力を最大限に活かすためにも必要なことだと思いました。

 お母さんが、もっとのんには伸びしろがたくさんある、これからが楽しみだと話してくださいました。
 私も、もっと自由になったら、もっとのびのびできたら、こんなもんじゃない、という気持ちがあります。
 今の社会の枠にはめ込まれて生きてきて、4畳半の部屋で育った子供は、広い公園に行っても4畳半のスペースを走り回ることしかできないみたいに、育ってきた枠組みが外れても、それより外に行けないでいる、という感じがします。 
 それより外に行ってみたいです。
 私の力は受験競争や出世競争を勝ち抜くための力じゃないです。
 燻っている気持ちと力を解放して、もっと思いっきり生きてみたいです。
 もっとたくさん本を読んで、情緒を深めて、自分の心の枠を広げます。
 もっともっとお父さんとお母さん、周りのみんなから自分にはない考えや価値観を吸収します。

 まだまだ成長し続けます。これからもよろしくお願いします。