「誰かの希望になる」 りな

4月10日

 日記が久しぶりに書けることがとても嬉しいです。毎日のことをこうして日記に表さない日が続くと、今日のなのはなの記事書きをするときに作業のあらすじしか書けなくて、こんなにも日記が大切だったんだと思いました。

 今日はあゆみちゃんのお誕生日です。あゆみちゃんのお誕生日黒板に描かれた似顔絵は、あゆみちゃんの優しい笑顔と本当にそっくりで、黒板を見ているだけで心が温まるような気がしました。
 あゆみちゃんはほんわかした雰囲気で、何も話さなくても一緒にいるだけで落ち着きます。あゆみちゃんが秀幸さんと一緒にいるとき、とても幸せそうで2り揃って「およよ」と言っているところを見て、私もそんな風な家庭を持ちたいなと思います。
 あゆみちゃんのお腹には、今赤ちゃんが眠っています。あゆみちゃんがお腹をさすっている眼差しがとても優しくて、私もあゆみちゃんのような優しいお母さんになりたいと思います。
 あゆみちゃんには今日は会えなかったけれど、古吉野でみんなでお祝いできて嬉しかったです。

 そして、今日はなのはなファミリーの誕生日という話も耳にしました。今のなのはなファミリーしか考えられないけれど、私が生まれる前からずっとなのはなファミリーがあったんだと思うと、なんだか不思議な気がします。私がいたところと岡山では距離があるけれど、本当は隣り合わせだったのかもしれないなあと思って、嬉しくなりました。

 駅伝大会の実行委員として、ボードを作ったり、チームの人を盛り上げようと色々と考えていたけれど、お父さんから駅伝大会がなくなったと聞いて、結構ショックでした。ボードは完成したばかりなので、すぐに片付けるのは悲しいなあと思いました。でも、お父さんのお話を聞いてもっともな判断だったんだと思いました。
 ボードづくりは、さくらちゃんやなつみちゃんや、たくさんの人が手伝ってくれてその心遣いがとても嬉しかったです。まっちゃんが「なのランちゃん」というキャラクターを作ってくれて、色を塗らせてもらえて嬉しかったです。
 駅伝大会はなくなったけれど、私は実行委員、チームのリーダーになって初めて責任感を強く感じたような気がします。とても忙しくて、くじけそうになりながらも、こんなに忙しいのがなんだか嬉しくて、楽しかったです。チームの人たちに、自分の気持ちをはっきり伝えることも初めてで、恥ずかしかったり怖かったりしたけれど、しっかり受け止めてくれるチームの仲間がいて、とても嬉しかったです。
 村田先生が持ってきてくれた動物占いで、私の4月の運勢は「転換期」と書かれていたことを思い出しました。えみちゃんのシスターをさせてもらえることも、駅伝大会の実行委員をさせてもらえたことも、私にとっては大きな転換期です。

 午前のチーム作業は、昨日定植した大玉トマトの水やり、草敷きをしました。水やりはじょうろを持って、水はねをしないように丁寧に水をやりました。草を昨日敷いたところは、保水性があって畝間に流れずに敷き草が水を吸収してくれました。
 えみちゃんは、じょうろ2こ持ちデビューです。えみちゃんが「持ってみる」と言って、積極的にじょうろを持っていました。えみちゃんはとても頑張り屋さんで責任感も強くて、私もえみちゃんのようにありたいといつも思います。
 刈り草は、がけ崩れ前畑からとってきました。敷くところまでは時間ないに出来なかったけれど、草を敷くと、畝の上が大草原のようになってとても綺麗になるので、明日敷けたらいいなあと思いました。

 午後は、竹取に行きました。これまで竹取でアシスタントにずっと入っていたので、竹の運びに入るのは初めてでした。切った竹を素早く、力強く運んでくれる竹運びさんがいつもかっこよくて頼もしくて、支えてもらっていました。だから、この役割に入らせてもらえて嬉しかったです。
 私はこんな長い竹を引っ張っていけるのだろうかとすこし不安だったけれど、竹を取っているメンバーから「1本目取れました!」と声がかかるとそんなこと考えている余裕なんてありませんでした。
 竹取の人の手が止まらないように、素早く動きました。竹を取ってくれている人は、切った竹を地面に斜めに刺してくれました。それを探して、ひたすら運びました。
 つたが絡まっていたり、竹の間に引っ掛かったりして思うように動かなかったときもあったけれど、自分の力で竹を運び出せるのがとても嬉しかったです。
 谷間になっているところは、谷間に入って向こう側に竹を渡しました。すると、えみちゃんもなつきちゃんもいよちゃんも、受け取ってくれて嬉しかったです。
 根笹をかき分けながら斜めになっている竹を探して外に運び出すのは、救急隊になったように気分になってとても楽しかったです。

 4ペアが15本とったら、枝打ちに入りました。私はのこぎりを使いました。枝打ち、頭打ちが出来ると、「できました!」と声をかけます。すると、みんなが「すごい!」とかえしてくれて、とても嬉しい気持ちになります。

 無心になって枝打ちをしていると、あっという間に全部枝打ちすることが出来ました。とても暑くて、休憩時間にはお茶をおかわりしました。長靴が隠れるほどの芝生にみんなで横になりました。芝生は水滴がついているのではないかと思うぐらい冷たくて、とても気持ちが良かったです。視界には、真っ青な空が広がっていました。とても清々しかったです。

 2回竹取をして、今日で120本とることが出来ました。目標は、102本だったらしく、目標以上にとれて嬉しかったです。帰る時、みんなで「疲れたー!でも、楽しかった――!」と叫んで、とても気持ちが良かったです。

 えみちゃんが「ご飯の量を増やしてみる」ということを聞いて、とても嬉しかったです。えみちゃんの勇気がほんとうに凄いと思いました。えみちゃんは今、病気に打ち勝とうとしているんだなあと思いました。えみちゃんだったらきっと勝てると思いました。こんな私だけれど、少しでもえみちゃんを支えられるようになりたいです。

 あと、えみちゃんが「この前よりも竹が持ちやすくなった気がする」と言ってくれたのもとても嬉しかったです。えみちゃんが作業を楽しみたいこと、もっと役に立ちたいこと、一緒にいてとても感じます。えみちゃんがなのはなで安心してくれて、楽しんでくれるためには、私が安心して、楽しんで、人の役に立つ生き方をしなければいけないのだと思いました。えみちゃんがなのはなに来てくれて、誰かの希望になるってこういうことなのかなと思いました。

 明日は土曜日で、お仕事組さんがいてくれるのがとても嬉しいです。精一杯頑張りたいです。