「まゆみちゃんの背を追って」 えりさ

4月1日


 今日もダンス練習をしました。午後、グレイテストを細かく他のメンバーに見てもらいました。鏡で見ても、自分だけ周りの人とそろっていない箇所か所々ありました。背筋をちゃんと使っていない、猫背になっている、伸ばすべき足が曲がっている、前傾している、カウントが遅れている。1人だけそろっていない自分を見ると悔しくてしょうがなかったです。しかし、この気持ちは「うまく見せたい」というより、「このダンスを最高に見せたい」「みんながウィンターコンサート前まで積み上げた結果の強い、大きいダンスに見合った動きをしたい」「みんなと一つになりたい」という願いから感じた悔しさでした。なので、他のダンスメンバーに正しい形を教えてもらった時間は最高に嬉しかったです。当たり前ですよね、これは。しかし、去年のウィンターコンサートの過程のバディー練習で指摘されていた時は私は苦しかったのです。鏡にうつっていた自分が嫌いで、何回も指摘されると、自己否定から抜け出せなくなって、果てしなく苦しかったです。
 これを思い出すと、今の自分はまるで別人です。のんちゃん、ちさちゃん、あけみちゃん、しほちゃんの背中に合わせてダンスできる自分はこれ以上ない幸せ者です。
 まだ踊り慣れていない自分ですが、この仲間と一緒にダンスをすると、自分も表現者に思いっきりなりきれます。さらに、仲間に動きを細かく見てもらい、どこを修正すれば良いかわかりやすく説明してもらえて、本当に恵まれている気持ちでいっぱいです。腰を下ろしたり、猫背を直すことはかなりきついけれど、形を修正するたび、鏡にうつっている自分に残っている甘えが一つ、一つ打ち消されている感じがして、みんなのおかげです。
 正しい角度、形を理解すると「そう! すごく綺麗になった!」と自分のことのように喜んでくれる仲間と一緒に練習ができて、楽しい、嬉しい、プラスな思いしかありません。こんなに大切に仲間に見守ってもらえるからこそ、これからこのダンスを見る人の心を動かす踊り、表情を作れるように頑張りたいです。


 明日まゆみちゃんが卒業します。とてもさみしいです。しかし、お父さんがまゆみちゃんの卒業をみんなに報告し、「なにか一言を」と言った時、まゆみちゃんは、「すぐに帰ってくるのでそのときよろしくお願いします」とすんなり言いました。本当にまゆみちゃんがかっこいいなと心の底から思いました。ネチネチとみんなの中にさみしい気持ちの余韻を残さず、安心させてから人生の次のステップに向かうまゆみちゃんは本当に前向きで、優しくて、かっこよくて、私も「こうやって生きるべきだ」と背筋が正されました。
 今日の5時6時の時間になつきちゃん、まゆみちゃんと3人で少しお話をしました。私もシスターをさせてもらっているけれど、3人でいろいろ話していて、自分が恥ずかしくなってしまいました。まだ自分も、過去の経験、価値感が捨て切れていないことが分かりました。しかし、改めてなのはなの価値感を明確にし、気持ちを持ち直すことができました。
 3人で話して、答えってシンプルだなとつくづく感じました。
 どうしても抽象的で、回りくどくなりがちの相談事を、まゆみちゃんははっきりとわかりやすく答えてくれました。「過去のことをグルグル考えてもキャベツは育たない」
 本当にお父さんお母さんが教えてくれることを深く理解しているまゆみちゃんを感じて、自分もこうであるべきだなと改めて感じました。
 まゆみちゃんの仲間でいられて本当に光栄です。そんなまゆみちゃんが医者になってこれから色んな人を助ける考えると、安心どころか、嬉しくて、心強くて、美しすぎて、心がいっぱいになります。
 私もまゆみちゃんの背を追って頑張りたいです。今日まゆみちゃんにたくさんたくさん希望をもらいました。