「私の心に」 りな

2月19日

 今日のフルメニューは、最後の石生梅の木コースでした。明日から石生奈義コースになります。距離が延びるので、少し心配ではありますが、とても楽しみです。
 お題はやよいちゃんが昨日の食事のコメントで言っていた『水やりのコース名』と、『水やりチームの名前』でした。全ての水やりシステムを考えてくれたやよいちゃんとちさとちゃんに感謝しながら面白い名前を考えながら走っていました。

 水やりコースは全部で6コースもあるそうで、夏は水やりツアーがありそうだなあと楽しみになりました。しかも、固定で水やりチームが結成されるそうで、私はまたナスとピーマンの水やりチームに入りたいなあと思いました。
 どんな野菜を回るのか分からなかったけれど、去年の夏を思い出しながら名前を考えていると、「育つ雑草」ではなく「育つ野菜」を思いつきました。6つもコースがあるのだから、もっと曲の名前をもじった名前を考えてみたけれど、全然思いつかなくて、でも曲名で揃えたら楽しそうだなあと思いました。

 みんなのコース名は、遊園地みたいに可愛いものもあれば、英語のかっこいい名前もあって聞いているだけでディズニーランドに行ったような気分になりました。中には「サバイバルコース」というものもあって、どんな水やりなんだろうと思いました。恐竜が出てきそうだなあと思いました。

 石生一周をはしって、古吉野の前を通り過ぎると、柿の木に鶯が何羽も飛んでいるのを見ました。目が悪くてパッチリとは見えなかったけれど、深緑よりも薄い綺麗な色をしていて、思ったより小さくて、鶯を見るのは初めてでした。鶯色って日本しかないような上品な色だなあと思いました。

 田んぼのあぜ道を走っていると、石川さんと会って、挨拶をしました。石川さんが「どこ走っとんの」と聞かれて、「梅の木コースです!」とのりよちゃんが答えると、「梅の木か!」とおっしゃって、なのはなファミリーを温かい目で見てくれていることが嬉しかったです。斜面を上がっていると、下からでも手を振ってくれて嬉しかったです。

 1つ目のお題を考えるので精一杯で、2つ目のお題を考えるのを忘れていました。思い出したのは斜面を登り切った後で焦りました。
 最初は「はなさかじいさん」をもじって「はなさかファーマーズ」にしようかと考えていて、他の童話でもできないか考えていました。するとなぜかもののけ姫が頭の中にあらわれて、次はジブリで考えました。でも、ジブリは難しかったです。もう「花さかファーマーズ」にしようかなとおもったら、とってもいいアイデアが思いつきました。「魔女の宅急便」がありました。わたしは、直前になって「水の宅急便」に変えました。
 みんなのチーム名は私のよりかもっとはるかに面白くて、どれもつけたい名前でした。「アクアマリン」とか、「マーメイド」とかとても可愛くて、やる気もわきそうだなあと思いました。
 そのあとのキャッチボールで、のりよちゃんのフォームを見習ってボールを投げると速くなったような気がして嬉しかったです。

 朝は寒いかなあと思っていたけれど、フルメニューの後はポカポカの陽気で、ずっと延期にしていた斜畑の石拾いが出来たことが嬉しかったです。
 石拾いの時も日差しが強くて、頬がほてるような気がしました。ホールのスポットライトに当たった時もそんな感じがしたけれど、太陽はスポットライトよりもはるかに遠くにあるのに、もっと温かくて、改めて太陽の力って凄いなあと思いました。
 石拾いをしていると、れいこちゃんが「うわあ!」と言って土の中からビニールのようなものを取り出していました。何だろうとよく見ると、なんとTシャツでした。どろどろでトラクターにかけられたけれどまだそのままの形で、がらもうっすら見えました。随分前に畑作業をした人が、暑くて脱いだままそのままだったのかなとおもうと、Tシャツだけ過去に取り残されたようでした。
 斜畑の奥の一角にヨモギが群生していて、驚きました。ヨモギ摘みの穴場だなあと思いました。

 ゆず畑に行く途中の坂道のところに、空き地のような土地があるのですが、そこにオオイヌノフグリの青い小さい花が点々と咲いていて、まるでお花畑でした。じっくり見ると、冬の時期、アスパラや中畑の畝に雑草として生えていていっぱい抜いた草で、こんなに可愛いお花がついていたら今後抜けなくなるなあと思いました。オオイヌノフグリは普通あと1か月後ぐらいから咲き始めるけれど、今年は暖冬でやっぱり早いなあと思いました。

 天気が良いと、植物や畑のコンディションはもちろん、気持ちも明るくなるなあと思って、とても動きやすかったです。日和って実はとても肝心なんだなあと思いました。

 私はお昼のお父さんのお話で思わず泣いてしまいました。
 お父さんがどれほど私達の事を想っていくれているのか身にしみて、これまでお父さんに迷惑かけて卑怯だった自分を恥じました。
 「治る気があるのか、ないのか」お父さんに言われたとき、私は怖くてなかなか「治りたい!」と言えませんでした。でも、勇気を振り絞っていったとき、お父さんが抱き寄せてくれて感じたこともないぐらい安心したことを覚えています。治るって決めた時からお父さんが言っていたように本当に軌道に乗りました。本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 それと同時に、これからも心を律し続けないければいけないことも知りました。
 いい生き方をしない人はいい死に方ができない、どう死ぬかは生き方で決められることを教えてもらいました。
 私は「死」と聞くと、とても恐ろしいものと思っていたけれど、もののけ姫を見たり、「泥の河」を読み始めて、遠い離れた存在で流してはいけないし、怖がってもいけないと思いました。だから、お父さんの今日のお話は、私の心にとても響きました。

 午後のリハーサルを、見上げるような近くで見られたことがとてもうれしかったです。こんなに近くで見たことは初めてでした。遠くで見ているときと違って、近くで見ると焦点が狭い範囲にいくので、表情が特に目立ちました。
 表情がキラキラしている人は、いい意味で目立って私もその人みたいに演じれるようになりたいと思いました。お父さんがよくダンスで心意気が分かるとおっしゃいます。近くから見てなんとなく分かるような気がしました。

 私はグレイテストが一番心をつかみました。お母さんから前に、銃乱射事件で亡くなった子供たちを労わってsiaが作った曲だとお話を聞いたことがあります。だから、グレイテストは他の曲とは全然オーラが違いました。みんなの表情にその気持ちが移っているような感じで、みんなの息切れの音でさえ心を打たれました。

 私もいつかダンスメンバーに入りたいと思いました。ただダンスを踊りたいというわけではなくて、ダンスという手段を使って私もみんなと一緒に伝える人になりたいからです。お父さんとお母さんがダンスのみんなに話している内容を聞いていて、私も伝える真剣さを感じてみたいと思いました。
 明日は私は応援組だけれど、みんなのように緊張感だって感じたいです。古吉野に残って心から演奏とお父さんの演説が、1人でも心に深く残ってくれたらなあと願っています。