「見せる意識、伝えたいこと」 りな

2月16日

今日は金時太鼓保存会のコンサート本番です。早朝からあけみちゃんとみほちゃんが、体育館で練習している姿を見て、私も朝から身が引き締まる思いでした。
太鼓メンバーは朝食を食べてすぐ出発して、私たちは昼食後に古吉野を出ました。何か月も前から出演メンバーが夜練習に行き、この1週間ほどは毎日のように練習していました。隙間時間を使って体育館で自主練していて、体育館からずっしり重い音が響いてくるのが常になっていました。でも、これも全部今日のコンサートに向けてだったんだなあと思うと、緊張とワクワクでいられなかったです。

かにちゃんや太鼓メンバーのみんなの口からよく竹内さんと、ゆいさんが出てきて、どんな人だろうなあと思っていました。食事のコメントで、ゆいさんは下手側ということが分かり、ちょうど私たち子供組の席は下手側でとてもラッキーだなあと思いました。

コンサートのタイトルは『音の饗宴』です。マリンバ奏者の方の2人と和太鼓が共演する曲もありました。マリンバと太鼓って合うのかとか太鼓の音でマリンバの音が消えないのかなあと思ったけれど、私は木琴の柔らかい音が好きなので、とても楽しみでした。
第1部は太鼓だけの演奏でした。やはり、太鼓は他の楽器では表せないような重圧感があるなあと思いました。お腹の底から響いていて、音もすごかったけれど、保存会の方の踏ん張る足や、素早く動かしても全く動じない腕が力強くてカッコいいなあと思いました。
3曲目の『風の舞』は、なのはなの子の演奏です。ブルー暗転で、辺りがあまり見えないなか、みんなが背筋を伸ばして出はけをしている姿がとても凛としていて、ウィンターコンサートを思い出しました。
明かりがつく前からドキドキしました。そして、涙が出てきて止まりませんでした。生まれてから太鼓の演奏を何回か見た機会があったけれど、涙があふれてきたのは初めてでした。私の前にはあけみちゃんがいました。ウィンターコンサートの時のように1点を見て、上品な笑顔で力強く叩いていました。あけみちゃんが、「私についてきて」と語っているような気がして威厳があって頼もしかったです。
みんなの叩くテンポには迷いや焦りがなくて澄んでいて聞いていてとても気持ちがいいなあと思いました。誰もが1人ひとりを理解して、好きで、支えていました。太鼓の演奏は、利他心がないとできないんだなあと思いました。
お父さんがウィンターコンサートの過程で、見せる意識や伝えたいことを考えるようにおっしゃいます。なのはなの子には見せる表情、演じ方、伝える気持ちがあって、涙が出てくるほど感動するのだなあと思いました。みんなの精神性の高さを感じて、家族でいられることが本当に嬉しいなあと思いました。

マリンバ奏者の方は、両手にマレットを4本ももって演奏していらして、しかも素早くて、どうしたらこんなに手が動くのだろうと思ったほどでした。マレットの色が違って、色ごとの音の響きや硬さを上手に組み替えながら演奏していらして、技術の高さを感じました。マリンバの筒の部分がライトで光っていて、とても綺麗でした。

アンコール曲で、花道からなのはなのみんなが旗を掲げて登場しました。音は出していないけれど、やっぱり存在感があって、目がみんなの方に行くなあと思いました。お客さんへのメッセージ性が姿勢に出るんだなあと思いました。旗を振っているみんなの姿が眩しくて、私も背筋が正される思いでした。
夕食の時、太鼓メンバーのみんなも帰ってきて、一緒になのはなカレーを食べられて嬉しかったです。

集合のお父さんの話を聞いて、どう生きるか、ちゃんと真っ直ぐ考えないといけないなあと思いました。気持ちを逃がさずに、自分に正直になりたいです。私はれいこちゃんをお手本にしています。でも、れいこちゃんをお手本にするにはあまりにも未熟で、出来ていない自分が悲しくなります。
私は情緒も深くないし、意志も強くなくて、ダメダメだけれど、お父さんやおかあさんから教わったことをいっぱい吸収して成長したいです。まずは、お父さんに相談させてもらったときに本をたくさん読むといいことを教えてくださったので、本を読みます。