【山小屋便り新春号】「気持ちを1つに ―― 冬の選別作業が進む ――」 ほし

白大豆、小豆、もち米の選別をしました。

選別作業は、なのはなのみんなが大好きな作業の1つです。自分たちが思いを込めて、畑や田んぼで育て、収穫、脱粒などの過程を経て、そして選別するの大事な工程です。

自家消費用にするものや、食用にはせずにぼかし肥料に加えるものなど、みんなで基準を統一して選別していきます。

リビングの机には選別セットがセッティングされ、席に着きます。まずは、みんなで基準を共通認識します。

小豆の選別の時には、ゆきなちゃんが作ってくれたサンプルを見て確認させてもらいました。

小粒のものや、虫食いがあるもの、色が黒いものなど、丁寧にセロハン紙で包まれたものでした。

基準をしっかりと確認し、未選別のものを、1人1個容器に入れて、トレーの上に適量を乗せます。目標時間を決めて、「よーい、スタート!」で一斉に取り掛かります。

向かい合わせに座っている人と基準を確認し合いながら取り組みます。

選別作業には、極める楽しさがふんだんに含まれています。打ち込んでいくごとに、どんどん感覚が研ぎ澄まされていきます。

ある日は、1つの容器に14分目標で取り掛かり、1回戦目には、時間いっぱいかかったけれど、2回戦目には、半分の時間の7分でこなす人も出てきました。

上位3名を「選別クイーン」と名付けたりして、楽しみました。選別クイーンを目指して、楽しむ人もいました。

選別作業には極めるだけでなく、バラエティ要素を含んだ楽しさもあります。

作業中には、今までコンサートなどで演奏してきた曲を順番にリクエストを回しながら、流していきます。テンポが速い曲では、思わず手つきも速くなり、選別がはかどります。

流れた曲の中には、『サムワン・ライク・ユー』がありました。この曲は今年のコンサートでも演奏した曲で、曲中は次の場面に向けて早着替えを行う所で、イントロが流れると思わず気持ちが急ぐと、多くの人が共感しました。

■目標に向かって

職人のように黙々と取り組む人、音楽に乗りながら楽しむ人、選別クイーンを目指す人、それぞれの楽しみ方はあるけれど、向かう目的は1つで、みんなで楽しみながら作る温かい空気を感じます。

1つの容器が全て空になると、「終わりました!」と宣言し、周りからは、「わぁ!」という声があがり、嬉しさを感じるとともに、臨場感を感じます。

所々にある5分ほどの休憩の時間には、みんなで伸びをして、集中して凝り固まった肩をほぐし、やよいちゃんがなぞなぞを出してくれました。

今、なのはなではなぞなぞブームで、作業の休憩時間や、移動中の車の中でも、なぞなぞを出し合い、盛り上がっています。

みんなで考える時間も楽しくて、遊び心を働かせます。ちょっと一息ついて、リフレッシュできたら、また集中モードに戻ります。

選別の最中にも、「この小豆はお汁粉になるんだよ」、「このもち米は、お正月に食べるおもちになるんだよ」、「この大豆は味噌になるんだよ」といったような声が上がり、ワクワクした気分になります。

実際に、なのはなで年に一度行われる、お餅つき大会でみんなで選別したもち米が使われたり、小豆が使われたお汁粉をいただいたりして、実際に様々な形でいただけるときには、「あのとき、選別したものが使われたんだな」と思い、嬉しい気持ちなります。

みんなで、手をかけてきた分、いただいた時には、美味しいと感じます。

ウィンターコンサート前には、夜の時間にも、みんなで一緒に選別する空気には一体感があり、その空気が心地が良いと感じました。

「コンサートに向かう」という気持ち作りの1つにもなっていたかなと思います。有志で選別の作業の声がかかると、私は真っ先に飛びついてしまいます。そんな、選別作業は、一度やると病みつきになる、誰もが好きだと感じる作業だと思います。

コンサートに向かって、もち米、白大豆、小豆、全て、目標を定めたところまで終えるができて嬉しかったです。これからも、選別が続きます。みんなと目標に向かって、心を使って楽しみながら、取り組んでいきます。

 

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冬野菜の収穫や手入れを進めています!

崖崩れハウスのキャベツ
吉畑手前ハウスの春菊
崖崩れハウスのセロリ

畑のA、B、Cチームで、冬野菜の収穫や手入れを進めています。毎日、チームごとにミーティングを行い、各野菜に必要な手入れや作業の段取りを行い、より良い野菜、作業を目指しています。