「あるべき形の最先端を求めて」 りんね

1月16日

*振袖

午前は、フルメニュー後、河上さんとあやかちゃんと一緒に、成人式で使った振袖小物の片づけをしました。

振袖を間近で見たのは、初めてでした。
近くで見ると、どこまでも繊細な、花や鳥の模様が描かれていました。
色合いも、ものすごく綺麗で、こんなに美しいものが世の中に存在するのか、と思いました。
いつまでも目を奪われていたくなってしまいました。まさに宝物としておとぎ話に出てくる、面妖な絹物とはこんなだったのだろうと思いました。

今年の3人が着たのは、お母さん、河上さん、響音さんの振袖でした。
3着とも、日本的で、高貴で、上品でした。
河上さんの振袖一式は、当時50万円だったと教えてもらいました。最近はこういうものが出回っていないから、更に価値は高いそうです。
それも、そうだろうと思いました。こんなものは値段が高くあるべきだと思ったし、どんどん日本的な心から外れていっている若い人には、着れないんじゃないかと思いました。
だから、なのはなの子として、価値の高い振袖を成人で着させてもらうと、周りに流されず、自分の生き方をあるべきものに律していくんだ、という強い決意を固められるだろうと思いました。

私は、こんなあまりにも綺麗なもの、絶対に汚せない、とも思いました。
でも、なのはなで使っているうちに、帯や、長襦袢の袂に、小さく泥汚れがついてしまったことを河上さんに教えてもらいました。
それは、主に雨の日に車に乗る際や、車の背もたれに寄りかかってしまった際についてしまったようです。
汚れをつけるかつけないかは、着る人の意識にかかっていると教えてもらいました。
また、脇の部分を破るのも、着物を着慣れていない子が不用意に手を伸ばしたり、手を上にあげたりするからのようです。
なのはなの子には、河上さんから、振袖でどういう動作をすべきか、大切にするための注意点を教えてもらいます。
けれど、河上さんは、河上さんの両親から、そういうことを教わったためしがないそうです。
普段から、日本人としてあるべき心持で上品に生活していれば、決して振袖を汚すようなことはないとわかりました。
河上さんは、たとえ畑で着る服にも、泥をつけるなんてことは考えられないそうです。
河上さんのエプロンは、いつも汚れ1つなくて美しいことを思い出しました。
私は、泥だらけになって、古吉野にも泥をあげてしまうことが多くて、変わらなければならないと思いました。
もうひとつ、あやかちゃんがダンス練習に行っていて、河上さんと私の2人きりの時に、河上さんから大切なことを教えてもらいました。
浴衣係は、あやかちゃんと私ですが、今回、私はこの日まで、全く振袖の用意に携わっていませんでした。
それは、私からあやかちゃんに、やることはないか、いつでも手伝えるよ、と声をかけに行くべきだったと教えてもらいました。
何も声をかけず、ただ待つばかりでは、頼まれるにしても、相手に頭を下げさせてしまいます。それはさせないのが、マナーであると教えてもらいました。
河上さんに教えてもらって、すごくありがたかったです。
まだ肌着のアイロンがけが残っているので、あやかちゃんと認識を共有させてもらって、責任を持って最後まで片付けようと思います。

他にも、振袖の畳み方、長襦袢の畳み方、腰ひもの結び方、泥汚れの対処法など、河上さんからたくさんのことを教えてもらいました。
とても貴重で、ありがたい時間でした。

*とんど焼き

午後1番に、とんど焼きをしました。
あたたかい昼下がりに、みんなと中庭に出て、のどかに過ごせたことが、すごく嬉しかったです。
ななほちゃんがアカリちゃんを外に出してくれて、アカリちゃんがぴょこぴょこはねているのも、すごくかわいかったです。
アカリちゃんもなのはなの子で、なのはなで癒されていくんだなあ、と思いました。
アカリちゃんをお父さんが飼うことにしてくれて、なのはなに来て、本当によかったと思いました。
お父さんお母さんに、おでこに墨をつけてもらったのも、すごく嬉しかったです。

*嫁入り

とんど焼きの後は、まりのちゃん、しほちゃん、ゆきなちゃん、るりこちゃんと一緒に、嫁入り作業をしました。
今日は、畑で収穫するところから始まりました。
まずニンジンを30本収穫して、白菜を30玉収穫しました。
ニンジンは、2畝あって、畝ごとに品種が違っていました。品種で、見た目からして明らかに違っていて、驚きました。
時無5寸と、ベータ―リッチという品種だったのですが、ベータ―リッチのほうが、オレンジ色が濃くて、どっしりと太っていて、美味しそうに見えました。
でも、ベータ―リッチは半分以上が股割れしていて、時無5寸のほうがまっすぐでした。

白菜は、暑さのせいか腐ってしまっているものも少なからずありました。
人参も暑さの影響で、水不足になり、髭根が通常より多くついていました。
当たり前のことでもあるのですが、異常気象の影響が、どの野菜にも表れていて、今の地球の状態が、普通ではないことを思い知りました。
それでもなのはなの野菜は、みんなの手入れのおかげできれいで、嫁入りできて、美味しい野菜になっていて、そのことが救いのように感じます。
穏やかで優しいメンバーと、なのはなの野菜を収穫して、しみじみと幸せを感じました。

*ハウスミーティング

ハウスミーティングがあって、すごく嬉しかったです。今日はお母さんもいてくれました。

最初に、吉畑手前ハウスと、菊が植わっている畑の間の空き地に、イチジクを植えてもいいかと聞かせてもらいました。
あそこはイチジクくらいの果樹を植えるのがいいね、とお父さんに言ってもらって、すごく嬉しかったです。
あそこなら、タンクから近くて、夏場はホースを引いて水やりができるし、毎日通りがかって様子が見られるので、すごくいい場所です。
去年、あけみちゃんにあの場所に植えたらいいんじゃないかなと教えてもらった場所でした。
3月に植え替えようと思うので、とても楽しみです。

まみちゃんが、自分に疑いを持ってしまう、ということを質問していました。
私もまったく同じことを思っていました。自分が間違っているんじゃないか、否定されるんじゃないか、という心配がとても大きいです。

お父さんには、自分を常に肯定している人は、自分の感情をいつも外にアウトプットしていて、その人のように、自分をさらけ出したら、いいんだよ、と教えてもらいました。
まゆちゃんは代表的にいつも自分の全てを外に出しています。
まゆちゃんみたいになったら、いいんだよ、と言ってもらって、なんだか安心した気持ちになりました。
いいも悪いも、全部出して、自分が何を考えているか周囲に理解してもらったら、そこで初めてみんなから評価を受けて、自分を客観的にみられることもあると思いました。
黙ることに逃げず、未熟でもなんでも、もっと自分の考えを口に出そうと思います。

お父さんが電話で外に出られたとき、お母さんに聞いてみようができて、すごく嬉しかったです。
お母さんは中島みゆきの歌が好きだと言っていました。
私は、中島みゆきをあまり知らなかったのですが、『銀の龍の背に乗って』を初めてお母さんの紅白で聴いて、ものすごく好きになりました。
それに、お母さんのための歌なんじゃないかと思うくらい、歌詞や曲調がお母さんにぴったりで、お母さんの歌っている姿が、本当に素敵でした。
お母さんは、中島みゆきは年齢はすごく高いけれど、その年を全く意に介さず、どこまでも前向きだと言っていました。
天水を持って、傷ついた人の傍まで癒しに行って、「さあ、行こうぜ!!」と言って、一緒に前へと進んでいくような歌詞だと、教えてくれました。
確かに、お母さんと中島みゆきの前向きさは、すごく似ていると思いました。
誰よりも心も体も強くて、どこまでも前向きで、正しい正義を教えてくれて、周りの人を太陽のように照らしてくれるお母さんが、お母さんで、本当に嬉しいです。

1月17日

*ペンネーム

今日のランニングのお題は、“もし自分が作家になったら、つけてみたいペンネーム”でした。
私は以前も考えたことがあるのですが、名前でその本のイメージが左右される部分もかなりあって、なかなか決められなくて、名前をつけるって、本当に難しいと思っていました。
でも、今日はランニングだったので、面白い名前だったらなんでもいいかな、と思って考えました。
なばなりんね、時無五琳、など考えたのですが、やっぱり本当にそれでいいのか、と思って、もっといい名前を考えていると、桃花を作っていて、浅間白桃がすごくきれいな名前だと思ったことを思い出しました。
それで、浅間白琳に決めました。なんだか北原白秋みたいで、かっこよくなって、気に入りました。

みんなのペンネームも、それぞれ思い入れがありそうな感じがして、聞けて嬉しかったです。

*黒豆の脱粒

午後は、黒豆の脱粒作業に入らせてもらいました。
永禮さんが来られて、久しぶりにお会いできて、一緒に作業ができて、嬉しかったです。
永禮さんにお会いすると久しぶりな感じがしなかったのですが、変わらない笑顔と優しさと、ユーモアで接してくれて、すごく嬉しかったです。
作業前に、「りんねちゃんが来ないと嫌だと、泣いて頼んだんじゃ」と言ってもらって、嬉しくなりました。

作業は、主に脱粒機から豆殻が出てくるのに混じる黒豆を除けながら豆殻や枝を移動したり、架から株を運んだり、架を解体したりしました。
途中から、ななほちゃんと一緒に架の解体に取り掛かりました。
びっくりしたのが、竹で作った架脚が、ものすごく深く土に刺さっていて、頑丈だったことです。
かけやで打ち込んでいると、ちゃんと入っているのかな、という感覚があったのですが、しっかり入っていたんだと分かって、嬉しかったです。
身長の同じくらいの2人で、息があっていて、どんどん解体が進みました。
最後はラスト15分くらいで3通りの解体、運びをすることができました。
セットにして、積みあがった架脚を見ると、たった2人でこんなに運べたんだなあと思って、誇らしくなりました。
私たちの年頃で、こんなに力持ちなのは、なのはなの子だけだろうと思います。
2人で全部解体するとしても、すぐにできてしまうと思いました。

帰りは永禮さんのダンプに、なおとさんと、ななほちゃんと一緒にぎゅうぎゅうに乗って、古吉野まで帰れて、すごく楽しくて、嬉しかったです。
まきちゃんに、明日で脱粒が全部終わると教えてもらいました。
脱粒は、私が思っていたよりもずっと長丁場で、根気のいる作業でした。永禮さんが助けてくださって、本当にありがたいです。

黒豆は、まん丸で、大きくて、本当に綺麗です。
量も多くて、すごく豊作なんじゃないかなと思います。
明日も永禮さんが来てくださるかもしれなくて、一緒に作業に入りたいなと思います。
永禮さんと同じ空間でする作業は、すごく楽しくて、効率もよくて、気持ちがいいです。
雨が降る前に、いい形で豆が片付くように祈っていたいです。

*お母さんの集合

夜は、シロヤマテラスのイベントに出演する人と、お父さんがいなくて、とても寂しかったです。
けれど、夕食の席にお母さんがいてくれて、みんながお母さんを取り囲むようにぎゅっと食堂の真ん中に集まっていて、あたたかくて、とても心強く、嬉しくなりました。
集合では、お母さんのお話を聞かせていただきました。
昨日のハウスミーティングでの話の続きで、中島みゆきや、鬼束ちひろや、クイーンの話、なのはなは、それを超えていかなければいけないという話をしてくれました。
お母さんのお話を聞いて、改めて、なのはなのコンサートは、音楽の、あるべき形の最先端を求めて、実現していることがわかりました。
なのはなの音楽を表現する機会を、私も、ダンスで、ギターで、与えてもらっていて、本当に嬉しいです。

もっともっとお母さんのお話を聞いていたかったです。
また質問箱にお母さんに聞いてみようを入れてみます。
お母さんがいてくれたおかげで、留守番も心があたたまって、とても嬉しかったです。