「ブドウのために」 ゆきな

1月14日 ゆきな

*ブドウのために

盛男おじいちゃんを中心に池上ブドウ畑に、新たなブドウ棚用の支柱を立てました。作業に呼ばれたときに、驚きとイメージが上手く湧かなくて少しフワフワした感じでした。でも、やっぱり嬉しくて気合いが入りました。

畑には4本のブドウの木があります。今、大体自分の身長ぐらい(150センチほど)に真っ直ぐ伸びています。畑にはヒノキの丸太が横たわっています。永禮さんが古吉野からここまで運んでくださいました。たくさんの力があってのブドウ畑です。
「さあ、ここからどう伸びるでしょう」
おじいちゃんはブドウの木を見ながら、話しかけます。真っ直ぐ伸びた木から横に2本枝を伸ばし、その1本にさらに2本の枝を伸ばします。それをイメージした上での、支柱立てです。おじいちゃんの目には未来のブドウ畑が広がっています。おじいちゃんの言葉や表情に、希望があって、その世界に連れて下さっているように感じました。

ヒノキの丸太を支柱として立てるには、穴開けドリルで穴を開けて、低さが足りない場合はさらにスコップで掘っていきます。そこに支柱を入れて、穴に土を入れて、固めます。 おじいちゃんはカケヤも必要と話してくださいました。そのカケヤは、野菜の支柱立てのように竹の上を叩くものではなくて、支柱を土に埋めたらカケヤで土を叩いて地盤を固め、下を固定するために使うもの。自分が思っていた使い方と違っていて、そう使えば良かったのか、と思いました。実際に、上から叩くよりもやりやすいし、現実的に思えて、おじいちゃんから教えていただけたことが有り難かったです。
それに、土を少し穴に入れて、細い木などで土を固めて、また土を入れて固める、それを繰り返せば、ヒノキの丸太はぐらつくことなくそびえ立つことができて、そのたびに達成感に満ちあふれました。

一緒に作業していたのりよちゃん、えりさちゃん、みほちゃんも夢中に、楽しんで、作業をしました。
のりよちゃんはフットワーク軽く、明るく動いていました。穴開けドリルでの作業も大変だと思うのですが、いつも前向きな空気を作っていて、のりよちゃんといると心強いと思いました。他の作業でも、いつもそうで、そして、作業がスムーズに進んで、のりよちゃんの魔法にかかっているような気がします。
ブドウを担当しているえりさちゃんと、みほちゃんは、いつも目を輝かせていていました。なんでも吸収したい・見たい、未来のブドウに希望を持って楽しんでいる、そんな思いが溢れていました。2人がカケヤで土を叩いている姿を見ていると、2人の情熱を感じました。ここの支柱との間は何メートルで・・・・・・とすぐにバッサリと迷い無く言える姿が格好良かったです。好きなことに、とことん取り組む様子に自分もそうありたいと思いました。

休憩時、おじいちゃんはヒノキの話をしてくださいます。ヒノキは香りがいいだけではなくて、火の木でもあること。ヒノキは燃えやすい。おじいちゃんは使わないヒノキの欠片に火をつけて小さなたき火をしてくれました。暖かくて、この時間も恋しく思いました。
「火を見つけた人間は嬉しかったでしょう」おじいちゃんが話す言葉や見せて下さるものから、少し非日常にも思えて、不思議な思いもしました。おじいちゃんが新しいこと、知恵を教えて下さる時間が好きです。
おじいちゃんは「なのはなで生活をしていたら、生きる知恵がつくでしょう」と話してくださいました。今よりももっと知恵をつけて、おじいちゃんのように力を尽くしたいと思いました。

支柱は22本立ちました。畑はさらに賑やかになりました。わたしたちは、本当に周りにはできないような、大きな遊びをしているようにも思えて嬉しかったし、楽しかったです。
支柱は立ちましたが、ブドウが大きくなっても負担がかからないように次回はさらに補強していきます。支柱を立てて土で埋めたところに、石を置いてさらに土で埋めていくそうです。4月にはと聞いてはいるのですが、その作業にも入ってみたいと思いました。

この作業をして、ブドウがより身近に感じたし、ブドウが気になってきて、おじいちゃん、のりよちゃん、えりさちゃん、みほちゃんと作業できた時間が嬉しかったです。

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明日も良い日になりますように。やってみたい、という気持ちが、いい形で前に出せたらいいと思います。