【山小屋便り12月号】「夕の子畑でサツマイモ掘り&貯蔵作業 ―― 約2.7トンの大収穫 ――」 りな

今年は2回、サツマイモ堀りをしました。

時期をずらして育てていて、1回目は崖崩れ畑の芋を八月に掘りました。今回は夕の子畑で、全部で15畝ありました。

夕の子畑のサツマイモには思い入れがありました。夏の初めごろに定植の作業に入らせてもらったり、大型台風が来たときにマルチがはぐれてしまって急遽救出に行ったりしたからです。定植したときはひょろひょろで、これが芋になるのかと思っていたけれど、畑に着くと、ツルが黒マルチが見えないほどに張り巡らされていて、葉もピンと元気そうで凄い生命力だなと思いました。

まずはツル切り、回収をしました。ツルが弾力があって畦まで引っ張るのに力が要ったけれど、綱引きをしているみたいで楽しかったです。

そのあとにマルチシートとペグ回収をしました。

思ったよりもマルチシートが長くて時間がかかってしまい、先にサツマイモ堀りを始めているみんなの歓声が聞こえてきて、早く私も掘りたい! とうずうずしました。

私はまゆちゃんとペアになって畝の両側にスコップを入れ、「せーの、そーれ!」のかけ声で一気に掘り上げていきました。

サツマイモは広い範囲まで広がっているので、傷芋を出さないように慎重に少しずつ掘っていきました。

ある程度芋が見えてきたところで、私がスコップで土を盛り上げ、まゆちゃんが引っ張てくれたら、ずぼっと鈴なりにサツマイモが抜けてとても気持ちが良かったです。

崖崩れ畑の芋は比較的小さい芋がたくさんとれたのですが、夕の子畑の芋は全てが大きくてずっしりとしていました。口々に、「うわあ、めっちゃ大きい!」という歓声が上がりました。

夕の子畑では『鳴門金時』と『翠王』の二種類を育てています。『鳴門金時』は鮮やかなピンクっぽい紫をしていて、甘みが強い品種です。『翠王』は白くて優しい甘さの栗のようなホクホク感が特徴です。

私はなのはなに来るまで、『翠王』という品種のサツマイモを知らなくて、初めて見たときはこれがサツマイモだと気が付きませんでした。

だんだん、まゆちゃんとの息があってきたら、傷芋を出す確率がぐんと減りました。どの位置にどんな力加減でスコップを刺せばいいのか感覚が掴めてきました。

ここで、やよいちゃんが「誕生日が1月から6月の人は向こうの畝から入ってください」と言いました。

均等に両端の畝に入ったら、さあ芋掘り対決のスタートです。向こうのチームに負けじとみんなスピーディにどんどん掘り進めていきました。

この畑だけで100コンテナ以上のサツマイモがとれて、大豊作でした。古吉野のロータリーに広げるとほとんどがサツマイモで埋まって、改めて凄い量なのだと実感しました。

1週間ほど干すと、次は大事な大事な貯蔵をしなければなりません。今回の貯蔵作業があった日、イベントと被っていて少数での作業になりましたが、永禮さんが来てくださって嬉しかったです。

エルフいっぱいに籾殻を積んで持ってきてくださいました。私はまず初めに、その籾殻を段ボールに詰める作業をしました。

籾殻の上はフカフカでまるでクッションのようでした。サツマイモも籾殻に包まれたら温かいだろうなあと思いました。

私は永禮さんとペアになって選別をしました。大、嫁、焼き芋用、小、みそ汁用の5つの基準がありました。

15時になって、しほちゃんがおやつの焼き芋を持ってきてくれました。

すると永禮さんが、「夢が叶ったー!」と喜んでいて私も嬉しくなりました。熱々ホクホクの焼き芋はいつ食べても美味しいのですが、今回は一段と美味しく感じました。

全てのサツマイモを無事段ボールに詰めて、貯蔵庫にしまうことができました。

私は1番好きな野菜がサツマイモなので、おやつに焼き芋が出てきたときや味噌汁にサツマイモが入っていると嬉しくなります。だから、大切な大切なサツマイモをこれからも新鮮なまま貯蔵できるようにしたいなあと思いました。