【山小屋便り12月号】「大人数の力を活かして臨む2日間 ―― 4万株のタマネギの植え付け ――」 ななほ

『タマネギの植え付け選手権』が河原畑で開催されました。

半年以上も畑で過ごすタマネギにとって、植え付けは特に重要な作業です。

植え付けの前日、大人数で畝立てをしました。その畝数、33畝。

最初、やよいちゃんが、「33畝立てます!」と言った時はビックリしたのですが、河原畑の土がサラサラで、見る見るうちに畝が立っていきました。

「タマネギの畝は高畝のかまぼこ型」と唱えてから畝立てをしましょうと、説明書きが張られても過言ではないほど、タマネギの畝の基本があります。タマネギの畝は、できるだけ高く、美しいかまぼこ型の畝を作っていきました。

畝立ては5人チームになって1畝ずつ、確実に立てていったのですが、どんどん時間も質も高くなっていきました。

チームの人と協力し合ったり、声をかけあっての畝立てが楽しかったし、11月半ばとは思えない位、身体がポカポカとしました。

でも、やっぱり畑や空気が秋で、那岐山も紅葉が始まっていました。

やよいちゃんが10畝に1回、なぞなぞを出してくれて、みんなで1分の休憩でなぞなぞを解くのも楽しかったです。

1チーム、6畝近くの畝を立てたのですが、みんなと協力して、声をかけあったり、助け合いながら、畝立てをして温かい気持ちになりました。

最後にマルチシート張りもして、長ーい33の畝があっという間に立ってしまいました。

タマネギを育てる上で重要な畝作り。水はけが良くなるように、きれいなかまぼこ形の畝を作りました

■植え付け選手権

畝立てをして植え付けに向けて、畑と心の準備をして、いよいよ『タマネギの植え付け選手権』が始まりました。

リーダーのやよいちゃんが最初にタマネギの植え付け方法について教えてくれました。

浅すぎず、深すぎず、タマネギの苗の玉の部分だけを土の中に隠します。タマネギは比較的、浅植えの方が良く育つと言われています。

また、雑草に弱かったり、ジメジメとした環境が苦手なので、高畝のかまぼこ型の畝に、綺麗にマルチシートを張ります。

今回は出身地の東西対決で、関東チームと関西チームに分かれて植え付けをしました。

野畑でタマネギの苗を掘り起こしてくれているみんなもいて、家族みんなで一丸となって、タマネギの植え付けをすることができて嬉しかったです。

4万株と聞いた時は驚いたのですが、あっという間にトレイが空っぽになって、どんどんタマネギの苗が無くなっていきました。

そのたびに、『タマネギの苗宅急便』のメンバーが、軽トラックいっぱいに苗を運んできてくれました。

やよいちゃんが、「タマネギ選手権、スタート!」と声をかけてくれて、みんなでタマネギ選手権に参加しました。

1分間に、何株のタマネギを植え付けられるかを競うのですが、私はなかなか、15株の壁を乗り越えられなくて困っていました。

でも、途中でなおとさんが、「みんな、このやり方早いよ!」と教えてくれて、田植えの時のように片手で苗を持ち、片手で植え付けていきました。

その方法がとても速くて、効率的で、慣れてくると1分間で28株、29株とタマネギの苗を植え付けていく事ができました。

約2秒で1株を植え付けていく計算なので、田植えの時のように手が動いて、一瞬で目の前のマルチシートの穴がふさがりました。

やよいちゃんが1分間の休憩を気分転換で何度か入れてくれて、なぞなぞを出してくれました。

タマネギ選手権の影響か、なぞなぞも瞬時にみんなが答えて、なぞなぞ選手権をしているようでした。

最後には、タマネギの水やりもみんなと協力して終わらせることができて、無事に4万株のタマネギの植え付けが終了しました。

水やりの時に、お父さんとお母さんも来てくれて、大人数作業のポイントを教えてくれたり、家族みんなでの畑作業が嬉しかったです。

「タマネギはべと病がつきもの」と言って良いくらい、べと病になりやすい野菜なので、手入れをしっかりとして、大玉で美味しいタマネギを育てられるように頑張ります!