【山小屋便り12月号】「自信を持って、奏でる ―― 管楽器アンサンブルの練習を通して ――」 あやこ

ウインターコンサートで、バンド演奏の曲とは別に、少人数編成で管楽器アンサンブルをします。秋から曲選びを始めて、それから毎日、夜に集まって習慣練習をしてきました。

『くるみ割り人形』、『セカンド・ワルツ』、それから『サクソフォン・シャンソネット』、『エターナル・ストーリー』の全部で4曲です。

■練習を重ねて

『くるみ割り人形』は、お父さんが好きなチャイコフスキーが作曲した有名なバレエの組曲で、厳密には1曲の中に『小序曲』『行進曲』『金平糖の踊り』『ロシアの踊り』の4曲あって、コンサートの劇中でも4回演奏します。

どの曲もどこかで聞いたことのあるような馴染みのある曲で、演奏していてもとても楽しく感じています。

4曲あるので、曲によってフォーメーションを変えたり、動きを加えたりもしていて、聞いてくれる人にも楽しんでもらえるといいなと思います。

各曲に、木琴と鉄琴の音色も加わります

『セカンド・ワルツ』は、ショスタコーヴィチ作曲のジャズ組曲の第2楽章の曲です。

この曲には、バレエの演出が加わります。3人のバレリーナが華麗に踊るのですが、フォーメーションなどでダンサーと演奏者とのコラボレーションとなっています。自分たちの演奏する曲で誰かが踊ってくれることが、とても嬉しいです。

フルートの高音の楽器からキーボード、ドラムも入って、クラシックの厚みが出るように編成してあります。

『サクソフォン・シャンソネット』は、もともとサックスのための曲なのですが、今回はトロンボーンやトランペットバスクラリネット、ドラムも入った、なのはなオリジナルの編成になっています。

オープニングの曲のあとに、劇が始まって1番はじめの曲となるので、しっかりと決めたい曲だと感じています。転調したりテンポが変わったり、早引きが多かったりと、なかなか難しい曲ではあるのですが、練習を重ねるごとに演奏がまとまっていくのを感じています。

『エターナル・ストーリー』は、テナーサックスのさとみちゃんと、キーボードのみくちゃんと、トランペットの私の3人で演奏する曲です。

さとみちゃんとみくちゃんと演奏できることが、嬉しいです。

この曲は宇宙のようだと3人で話しをしました。何もない真っ暗で無音の宇宙空間から、青く美しい地球を見ているようなそんな気持ちになります。

この曲の練習をあゆちゃんが見てくれたときに、「どこまでもゆるぎのない宇宙が広がっていく感じ」と、演奏を聞いて言ってくれました。やっぱり宇宙のような、壮大で美しい曲だと確信しました。

トランペットで長くのばす音を、「もうこの音しか聞こえないように」「音があるのに、何も聞こえないと思わせるように」と教えてくれました。それは、耳で聞くのではなく心で聞く音のようだと思いました。

劇中でも、希望あふれる場面で演奏します。登場人物の夢が膨らむような、聞いている人の希望があふれだしてくるような、そんな演奏ができるように、自分にとってはとても難しい曲だけれども、最後まで諦めないで頑張ろうと思います。

以前に、さとみちゃんが、「コンサートの中で、みんなの役にたてるように、劇が引き立つように、そのためにアンサンブルをやるんだ」ということを教えてくれました。アンサンブルで4曲を演奏するなかで、最後までその言葉を忘れないようにしたいです。

アンサンブルの演奏は、少人数で各パートを1人で演奏します。だから、逃げも隠れもできないし、誤魔化しもできないです。でも、だからこそ楽しいです。

コンサートを目前に迎えている今、課題はあって、個人的にも未完成ことが多いです。でも、今が未完成でも、本番をピークに持っていくために、仲間を信じて、自分を信じて、毎日をそのときの精一杯で練習していきます。

ギターアンサンブルは3曲を練習しています