ウィンターコンサーに向けて音楽合宿第2弾が3日間行われました。
楽器練習では『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』のA〜Jまでの章節を、全員が自分の音に責任を持って、ソロでも聴かせられるようにするという目標でみんなで取り組みました。

楽器を練習するとき、細かく範囲を区切って練習し、その範囲ができるようになったら次へ進み、できる部分を増やしていく方法をお父さんは教えてくださいます。
音楽合宿でも1日目はA〜C、2日目はD〜F、3日目はG〜Jと範囲を区切って確実に演奏できるようにスケジュールが立てられていました。合宿では個人やパート練習の時間が長くできるので嬉しかったです。
■積み上げていく過程
私は大正琴のパートです。大正琴は右手でピックを持って弦を弾き、左手で鍵盤を押さえます。ギターと琴が融合したような面白い楽器です。
私はA〜Cまでは順調に弾けていました。でも、Dの章節で難しい所が出てきました。
Dで三連符が出てくるのですが、上手く弾けません。弦を動かす手が追いつかず、音が流れてしまいます。この曲のなかで、私はこの部分が1番難しいなと思っています。
なので、私は個人練習の時間、この三連符を練習しました。約1時間ほど個人練習があったのですが、この部分だけを何度も繰り返し練習しました。
上手く弾けるコツはないかと、パートリーダーさんに相談したところ、三連符の部分はピックを動かす振り幅を狭めるといいとアドバイスをもらいました。
教えてもらったことを実践してみると、弦を弾くスピードも速まって弾きやすくなったのを感じました。あとは、この感覚を身体に覚えさせるために練習するだけだと思い、繰り返し練習しました。
1時間があっという間でした。練習して弾けた! と感じることも時々あって、そのときは嬉しかったです。
まだ確信を持って、弾けたとはいえないのですが、練習する前よりは弾けているのを感じて嬉しかったです。今後もこの三連符は私の課題になるので、個人練習を頑張りたいです。
個人練習のあとに、全体を2グループに分かれて合わせの練習をしました。
楽器も均等よく分かれているので1グループでも全体演奏ができます。前回は全員で合わせの練習をしましたが今回は分かれて合わせました。
2グループに分かれることで、自分の音に責任を持って演奏する練習ができます。
合わせのときには、あゆちゃんやさとみちゃん、かにちゃんが全体を見てくれました。日に日にみんなの音も良くなっているのを感じます。
「この音は華やかに」「この音は優しく置く」など、あゆちゃんたちが演奏の仕方や表現の仕方などを教えてくれるのですが、教えてくれたことを、みんなはすぐに実行して音が出せています。私はそのことがすごいなといつも思っています。
これは楽器練習のときだけでなく、ダンスやコーラス練習のときでも思っています。言われたことをすぐにできたり、直すことができて良い演奏やダンスができていくのがすごいと思うし、そんなみんなのなかで私も一緒に練習できるのが嬉しいなと思っています。
ウィンターコンサートが日に日に近づいています。最近は夕方の時間にも楽器練習の時間が設けられています。
練習できる時間を大切にして、みんなの一部になれるように頑張りたいです。
みんなで、なのはなファミリーにしかできないウィンターコンサート、演奏を作り上げていきたいです。次回の音楽合宿も楽しみです。