味噌ノ家ファミリーの毎日には、
こんなに嬉しいことが。こんなに発見が。こんなに優しさが。
その1つひとつを、みんなで共有できるから、嬉しさも何倍にもなっていきます。
今日も、味噌ノ家ファミリーでは、こんな◯◯があった1日でした。
◯◯◯
「味噌作りに向けて」 ゆきな
・みんなの力になれるように
味噌作りが明日から始まります。昨日の夜、ちさとちゃんとなるちゃんから味噌作りに向けての準備を進めてほしいことを頼まれました。
自分が責任者(リーダー)となって動くことに少しためらいもあったけれども、不安は大きくなかったです。
前回の味噌作りでちさとちゃんとなるちゃんを中心にしたこと、それらを思い出して、総動員させて、イメージをしました。
準備は、蒸籠を洗ったり、糀の家の一部となる毛布を洗濯し、家庭科室の掃除などなど、主に細々としたものの準備や掃除でした。
どれみちゃん、やすよちゃん、よしちゃん、るりこちゃんがメンバーで、みんながうなずきながら自分の言葉を聞いてくれました。心強く思いました。
・自主的に
掃除をしていて、どれみちゃんが気がついたら掃除機を取りに行っていて、やすよちゃんはほかのみんなをリードをしてくれる部分もありました。
足りない部分は1人ひとりが気づいて動いて、今何ができるだろか、と自主的に動くみんなの姿がありました。それに楽しそうでした。
その動きに助けられて、それに自主的に気づいて動いていくみんなが格好良くて、(自分も頑張ろう)と思いました。
「帰りました〜」声の方を向くと、卒業生のゆりちゃんの姿がありました。ゆりちゃんも掃除に入ってくれました。
外は日の光が眩しく、冬だと思えないぐらい温かく思いました。
みんなの(やり遂げたい)という空気、ゆりちゃんが帰ってきたこと、外の明るい日差しに包まれる家庭科室。家庭科室のなかは活気が溢れて、掃除をしていて気持ちが良かったです。
明日から味噌作りが始まります。ちさとちゃんやなるちゃんが計画を立ててくれました。私は第5弾目の塩糀作りに入らせてもらいます。楽しみで、どんなことも吸収したいです。



「第1弾味噌作り」 あやこ
・なのはなの味噌作り
今日から味噌づくりが始まり、私も第1弾のメンバーとして米麹からの味噌づくりに入らせていただくことになりました。
昨日の夜に、なるちゃんとちさとちゃんから説明があって、私は個人的には味噌づくりのメンバーに入らせていただくのが初めてだったので、とても嬉しかったし、とても緊張しました。
今日の午後から作業が始まり、私は服から何から身をきれいにして家庭科室に行きました。
第1弾の初日だったので、今日は味噌づくり全体の準備から始まりました。必要な道具を家庭科室に用意しきれいに洗って、育苗機のセットもしました。
これまで何度も目にしたことのある育苗機だったけれど、その仕組みなどはよく知りませんでした。水蒸気の出ている穴があり、屋根があり、発泡スチロールやペットボトルやブロックや毛布や電気コンロなど、普段は身近にあっておよそ味噌とは関係の無さそうなものを使用して、とても高機能な育苗機がつくられているのだと思いました。
私は、工夫してつくられた育苗機を見て、きっと、なのはなで味噌づくりが始まってから、何年も何年も積み重ねてきた経験と工夫で、どんな高価な機械にも負けない、このなのはなの育苗機ができているのだと思いました。
本当に、これまでその経験を重ねてきてくれたなのはなの先輩たちに感謝したいと思いました。
そして、今日から味噌づくりをする自分たちも、その中の1人になれることが嬉しいし、それだけの仕事をしたいと思いました。
・未来に繋がるように
今日は、お米研ぎをしました。5升を6回で全部で30升。第1弾の自分たちの担当する白大豆の2樽分でした。お米の研ぎ方もマニュアル化してくれていました。だからとてもやりやすかったし、わかりやすかったです。
かなり水が透明になるくらいに、時間をかけて多く研ぎました。研げば研ぐほどお米が透明になっていくのが目に見えてわかりました。
手に取って1粒1粒を見て見るととてもきれいで、まるで宝石のようでした。水はとても冷たくて、感覚が無くなるくらいだったのですが、それが心地よく感じました。冷たいからこそ、お米もきれいになって、そして自分の気持ちも引き締まって洗っているような気がしました。
まだ今日は、道具の準備とお米研ぎ、そして家庭科室のセットの段階で、本格的に糀に関わるのは明日からになります。でも、今日用意された道具や、育苗機、CDコンポ、そして浸漬されたお米を見ると、ワクワクするし緊張もしています。
これから隣の音楽室に寝て夜中にみんなと交代で温度などを見たりして、それも楽しみです。明日からの作業の一つひとつが、これからの未来に繋がるように、集中して真剣に丁寧に、そして楽しんで、味噌づくりの作業をしていこうと思います。


「味噌づくり4日目」 るりこ
・糀の気持ちになって
昨晩から雪がぱらつき、朝には今季一の積雪になっていました。
窓から見えるグラウンドは真っ白な雪景色が広がっていて、そのなかでフルメニューで雪合戦をしました。
それでも正午過ぎには雪が解け、グラウンドの土が見えていました。寒いといっても、やはり太陽の光はすごいなと感じました。
お味噌づくり4日目の晩、米糀の温度上昇が激しく、2番手入れをするか悩みました。
寝る前にメンバーのみんなと作戦会議をし、ちさとちゃんとゆりかちゃんの冷静な判断で、下段のみの入れ替えを行ないました。これまでの記録に囚われず、1番は糀の気持ちになって、臨機応変な手入れをすることが必要なんだと感じました。
・みんなで糀を思いながら
朝6時からの仕舞仕事まで、33〜39度をキープしたい、そのことを意識して、一晩糀の温度を測りました。手段としては、入れ替えを優先しました。
でも入れ替えをしても温度があまり下がらなかった場合は、扇風機も使いました。
朝6時。4時のさくらちゃんとの見回りでの予測が上手くいき、6時丁度に温度が39度に達しました。
糀箱のタオルをはぐると、ふわふわの米糀が現われました。中長毛の先端に、お花もたくさん咲いていました。ちさとちゃんが、
「こんなにきれいな米糀見たことがない!」
と言ってくれました。
1番手入れのときまでは、ほんのり甘い栗のような香りがしていたけど、仕舞仕事のときにはキノコのような香りに変化していました。思えばキノコも菌類なので、何かしら繋がりがあるのかなと思いました。
それ以降は、夕方の出糀まで、メンバーのみんなと1時間おきに温度と湿度の見回を続けました。
わたしはさくらちゃんと見回りをしました。さくらちゃんの細かい観察や判断に、さくらちゃんが本当に米糀が好きな気持ち、大切にしたいという思いが伝わってきて、そういう仲間と一緒に作業ができることがとても嬉しく思いました。
・出糀を迎えて
午後からは、16時30分の出糀で40度に達することを念頭に、さくらちゃんと見回りました。大体30分おきに見回りをし、30分で1度の上昇があることがわかったので、それを踏まえた上で、先を予測しながら温度を見ていきました。
入れ替えをするときか、扇風機を回すべきか。自分たちのなかで、何度下げたいのかという意志をもって、手入れの判断を下しました。それが見事にあたり、16時30分に向けて、温度変化が進んでいったときはとても嬉しかったです。さくらちゃんとの見回りの時間が楽しかったです。
そして出糀を迎え、温度計の表示が40度に到達する瞬間も、メンバーのみんなと見守ることができました。
米糀の手入れがここで終わってしまうんだという寂しさと、無事出糀を迎えられてよかったという安心した気持ちの両方がありました。
第2弾では、新しい温度計を4つ取り入れたということもあり、今までにない温度変化や発見がありました。活発な米糀に苦戦したときもあったけれど、それにどう手を打つかをみんなで考え出していくことが面白いと思いました。
米糀づくりがとても楽しかったです。
明日、この米糀で最後の仕込みができることが嬉しいです。


「永禮さんと糀のお誕生日」 あやか
・味噌づくり第4弾
昨日から、味噌づくり第4弾が始まりました。昨日の午後にお米を研ぎ、水に浸しておいて、今日の朝食前に水切りをしました。
朝食後からは、蒸米、種付け、引き込みをしました。
種付けでは、まちちゃんと一緒に、蒸したお米に糀菌を振りかけていきました。少しずつ、全体に行き渡るように振りかけるのが難しいのですが、上手に均一にかけることができ、嬉しかったです。
糀菌は抹茶色の粉末で、この小さな糀菌が活動し始めて成長していくことを思うと、不思議だなと思いました。じっと見つめると、どこか、生きているように感じられました。
第4弾の糀は今日がお誕生日で、「永禮さんと同じお誕生日」と話しながら作業をしました。
・チームのみんなと
味噌づくりには、毎回、ストーリーがありますが、第4弾の味噌メンバーは、戦隊ものをモチーフにしようということになっています。
バンダナの色でキャラクターを分けています。
白がちさとちゃん。青がのりよちゃん。赤がりさちゃん。黄色がまちちゃん。ピンクがかなちゃん。緑が私です。
味噌づくりが進んできたら、個々のキャラクターがハッキリしてきたり、ストーリーが展開してくるのかなと思います。
米糀づくりは、とても楽しいです。参加させて貰えて、嬉しいと思っています。
午後から交代で見回りをしています。温度の管理が面白いです。
【なのはなのお米作り】



「優しい気持ちの詰まった味噌」 ゆうこ
・「糀のむっちゃん」
午前中は味噌玉作りをしました。今日が今年最後の味噌作りで黒大豆を使っての味噌玉作りでした。
最初にちさとちゃんやのりよちゃんを中心とした味噌作りメンバーが寸劇を交えて、今回の糀の名前やチーム名、糀作りでのエピソードをお話してくれました。
永禮さんのお誕生日の2月27日に誕生した糀の名前は「糀のむっちゃん」で、チーム名は「永(なが)レンジャー」ということを教えてもらって、今回の味噌は、永禮さんの人格のように、特別まろやかで優しい味わいになりそうだなと思いました。
味噌作りメンバー6人がそれぞれ違う色の三角巾を付けていて、緑色の三角巾のあやかちゃんは癒やしのグリーン、白色の三角巾のちさとちゃんはホワイトエンジェルとチーム内でそれぞれのネーミ ングにあった役割もあったようで、みんなの団結力や活気のある空気が伝わってきて、「永レンジャー」というチーム名がピッタリだなと思いました。
味噌玉作りをする私達も好みの三角巾を選ぶことができて、「永レンジャー」の一員にしてもらえたこともうれしかったです。
・黒豆の味噌玉作り
黒大豆は白大豆よりもしっとりモチモチしていて、手に吸い付くような感触がとても気持ちがよかったです。
油分が多いためか、まとまりがよく白大豆の時よりも速く作業が進んでいきました。
丸めた味噌玉をななほちゃんは、「黒ごまアイスみたい」と言っていて、その隣にいたりさちゃんは「黒ごまプリンに見える」と言っていて、人それぞれ色々な表現があって面白いなと思いました。
最後に樽の中に詰められた黒大豆味噌にちさとちゃんが振り塩をしてくれて、フタをする様子をみんなで見守りました。
樽いっぱいに敷き詰められた黒大豆味噌はまるで大理石みたいでとても美しいなと思いました。
黒大豆から味噌ができることを全く知らなかったし、黒大豆味噌は希少価値の高いものだということも教えてもらって、作ることも頂くこともとても貴重な体験をさせてもらえることがありがたいです。
作業の最後にちさとちゃんがなるちゃんが作ってくれた樽に張るための2019年の味噌作りメンバーのリストを見せてくれて、その中に自分の名前もあって、3年後のまだ見ぬなのはなファミリーに少しでも貢献できたことがすごくうれしいなと思いました。
みんなの優しい気持ちの詰まった味噌はきっと美味しい味噌に出来上がってくれるだろいうと思います。今日もあたたかい空気のなか味噌玉作りをさせてもらえてうれしかったです。
【泥んこ運動会】
