味噌の糀古吉野くんが、誕生して、成長して、味噌になっていくまで、
みんなの手に触れてもらい、話しかけてもらい、
時には熱を冷ますために扇風機をかけられることも……。
みんなのなかで成長してきた、味噌の糀古吉野くんのおいたちを紹介します。
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【味噌の糀古吉野くん 5日間の成長】
【1日目】 ①精米 ②米研ぎ ③浸漬
【2日目】 ④水切り ⑤蒸米 ⑥冷却
⑦種付け ⑧引き込み ⑨切り返し
【3日目】 ⑩盛り込み ⑪一番手入れ(必要に応じて、二番手入れ)
【4日目】 ⑫仕舞仕事 ⑬出糀
【5日目】 ⑭大豆を煮る ⑮仕込み
仕込みの時期は、1月中旬〜3月上旬です。
3月中旬〜下旬になると気温が高くなるので、できる限り寒い時期に行います。
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【味噌の糀古吉野くんのプロフィール】
なのはなの自給に必要な味噌は年間約750kg。
1樽が約80kgなので、約10樽分が必要です。
▶︎1樽分の材料:
白大豆 22.5kg
米 22.5kg
塩 9kg、818g(振り塩)
種糀 6g
▶︎10樽分にすると……
白大豆 225kg
米 225kg
塩 98kg
種糀 60g
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【1日目】
①精米 ②米研ぎ ③浸漬
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【①精米】
玄米には表面の糠層があります。糀菌は糠層には繁殖できません。
したがって、玄米の糠層をけずって白米にします。
○ ○ ○
【②米研ぎ】
精米した米粒には、糠層が付着しているので、水洗いで糠層を取り除きます。
米同士をこすり合わせるようにすると、糠がよく取れます。
○ ○ ○
【③浸漬】
研いだお米を水に浸けて、適量の水分を含ませます。
適度に吸水することで、いい蒸米となります。
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【家庭科室のセット】
翌日からの手入れに向けて、家庭科室や道具の準備をします。メンバーのみんなで段取りの確認も行います