4月28日 夜「山小屋 お父さんとお母さんの弾き語りライブ」

4月28日 夜のなのはな

日が暮れかけ、山小屋を包む空気が涼しくなってきます。
リビングの天井には金色の星が光り、
壁には妖しい美しさの仮面が微笑み、
みんなが集まるのを待っています。
ここは『希望と予言の館』です。

山小屋キャンプ1日目の夜は、お父さんとお母さんの歌と話をたっぷり聴ける2時間。
弾き語りライブが始まります。

〈4人の実行委員が寸劇で  観客のみんなをライブの夜へいざないました〉

 

ここには、生き方に迷い、答えを求めて
たくさんの仲間がやって来ます。
私たちは、この場所でお父さんとお母さんに出会い、生きる希望を見つけ、自分を育て、新しい世界を作るために旅立っていきます。
大切な出会いの場所であり、いつでも帰ってくることができる場所(家)である山小屋。
そんな思いを込めて、このライブを行ないました。

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「山小屋ライブ、『希望と予言の一夜』、
どうぞお楽しみくださいませ」
司会の挨拶の言葉が終ると、
お父さんのアコースティックギターの音が
間髪入れず入ります。
うっすらと暗くなった空にぴったりの1曲、
『夕暮れ時はさみしそう』でライブが始まります。

お父さんの歌声と、
それを支えるように重なるお母さんの声。
2人の歌声に、その場の空気の色が濃く変わっていきます。
みんなが楽しみに待っていた、一夜です。

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今回のライブは、
お父さんとお母さんが、
予言者と占い師という設定でした。
オープニングの曲が終わると、
お父さんとお母さんの予言の1人目が選ばれます。
このライブでは、
クジで当たった子の人柄や、
これからどういう気持で成長していくかについて
お父さんとお母さんからの言葉があり、
その子へ歌が贈られました。

クジで当たった子が、1人ずつ、最前列の席に座ります。
お父さんとお母さんのお話と歌をまっすぐに受け止めるその横顔が、綺麗でした。
ここに、答えがある、そう強く思う気持ちを感じました。

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自分はどんな風に生きてきたのか。
今、どんな状態なのか。
これからどうあるべきなのか。
過去と、今と、未来の姿が、
お父さんとお母さんの言葉からはっきりと見えていきます。
うまく生きられなかったことも、苦しかったことも、その“なぜ?”が明らかになったとき、 視界がひらけます。

「長所と短所は裏表」
お父さんとお母さんは言いました。
埋めていかなければならない大きな欠落があったとしても、それは自分にとってチャンスでもあるのだと思いました。
欠落が埋まった時、その欠落は180度裏返って
自分の大きな強みとなって光るのです。
お父さんとお母さんは、私たちの良いところも、悪いところも、すべてひっくるめてまるごと受け止めて、包んでくれます。P4280500

(自分にまっすぐ向き合い、よく生きたいと願っていれば、自分の良い部分が光り、心ある人は必ずそこに気付いてくれる)
そう思いました。

私たちに贈られる言葉、そして歌。
お父さんとお母さんは、一人ひとりのリクエスト曲を歌ってくれました。
『大空と大地の中で』は、みんなで一緒に歌いました。
はじめてのリクエスト曲だという曲も、歌えるところまで、と言って歌ってくれました。
楽譜のページをめくり、
「この曲がぴったりだね」
と言って、選んでくれた曲もあります。
目の前の1人のために、そして全員のために。
お父さんは、1曲1曲全力で私たちの心に伝えてくれます。
自分に誇りを持って生きるんだ、と。

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『愛情とは理解し、理解されること』
私たちライブ実行委員は、このテーマを掲げて企画をしました。
お父さんとお母さんが一人ひとりに贈る言葉を聞きながら、理解されることを私は求めてなのはなに来たのだとあらためて思いました。
(私たちは確かに愛され、理解してもらっている)
何度も、心にあついものが込み上げてきました。

誰かへの言葉が、私への言葉でした。誰かが深く理解されていると感じると、私が深く理解されていると感じました。

 

ライブでは、手作りの黒豆パウンドケーキをいただきながら、山小屋でのエピソードや七不思議の話を聞く時間もありました。
山小屋は、たくさんの卒業生からつながっている場所であり、これから来る人に繋げていく場所です。
山小屋があることが、幸せだと思いました。

〈実行委員の4人です〉

 

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楽しい時間は、過ぎるのがはやいものです。
夜9時を過ぎ、最後の曲となりました。
アンコールの声が上がり、お父さんの十八番、『HERO』です。
手拍子、笑顔、口ずさむ姿。
お父さんの力強い歌声が、山小屋いっぱいに広がります。

身体に冷めぬ火照りと、心に穏やかなあたたかみを残して、『希望と予言の館の一夜』は、幕を閉じます。
みんなの心には、小さな希望の種がまかれました。
この気持を育て、これからの自分を作っていきたいです。

(なお)