
4月15日のなのはな
『津山加茂郷フルマラソン全国大会』に出場しました。
このフルマラソン大会に向けて、
1月からみんなでフルメニューや
ランニングを行ってきました。
今日までの時間も、今日も、全部をまとめて、
みんなで走ったフルマラソンだったように感じます。
お父さんお母さん、みんな、地域の方々、
その他にもたくさんの方の力で
走らせてもらったと感じました。
今日も、今日までも
自分の力で走ったのではないと感じました。


古吉野を朝の5時半頃に出発して、
大会の会場にみんなでむかいました。
盛男おじいちゃんや河上さんも来てくださっていました。
会場に着いたら、
何日も前から準備を進めてくださっていた
美味しい朝食をいただきました。
朝食をいただいた後はすこし、車の中で休み、
開会式に参加しました。
ゼッケンを付け、チップをつけて、
お父さんが今の天候や状況を見ての
走る時の注意点をもう一度話してくれて、
最後に、
「みんな、それぞれ
自分の42.195キロにしてもらいたい」
と話をしてくれました。その後スタートの準備にグランドに向かいました。
スタート時の天気は曇り、
すこし小雨がぱらつくこともありました。
気温は低く、11度前後で、
立ち止まっていると寒さを感じるぐらいでした。
しかし、走り出すと強い日差しや高い気温による
体力の消耗がほとんどなく、
とても走りやすい天候でした。
今日は、卒業生も帰ってきてくれて、
フルマラソンに出場する人もいました。
今までフルマラソンの実行委員などで
支えてくれていたなるみちゃんも帰ってきてくれました。
私はなるみちゃんと一緒に
スタンバイの時間を過ごしました。
離れていても、同じ気持ちで、
なのはなの子として過ごしている卒業生たちと
走れることもとても嬉しかったです。

時間になり、
スタートの合図と共にゆっくりゲートに向かって、
人の波が進みました。
「最初の5キロはとくに足を使わないように気をつける」
お父さんが事前にいつも教えてくれる事を思い出して、
人の流れの速さに動じずに、
いつもみんなで走っていた速さをイメージして走りました。
山々の木々が、ピンクや黄緑、深い緑などになっていて、
山が春の色を身にまとい、
柔らかな表情をしているように感じました。
近くにいたみんなとも一緒に
楽しめたことも嬉しかったです。
10キロ地点から
折り返し地点のある21キロ地点あたりまでは、
標高差があり、のぼりの道になります。
すこし足が疲れるように感じたけれど、
地域の方、みんなの応援、
そして今までみんなで積み重ねてきた力で、
淡々と登り切ることができました。
私達が走っている時、
応援してくださる人が、必ず近くにいてくださいました。
地域の方、なのはなのみんなが車からだったり、
立ち止まって待っていてくれたり、
たくさんの人が手を振ったり、
笑顔を向けてくださいました。


お父さんお母さん、みんな、
その他にもたくさんの人が
エネルギー源になる食べ物だったり、
水などをわたしてくださいました。
笑顔で声をかけつづけてくださいました。
私は、周りの方々の、
どこまでも走っている人の力になるように、
という気持ちや、
優しさ、声、笑顔、いただいたエネルギー源などで
走らせてもらってると思いました。
だからこそ、そのいただいた力を
またつぎの誰かにつなげたいと思いました。
人と人の間にある優しい繋がり、
プラスの力を強く感じました。


42.195キロは、
長いようであっという間だったように感じました。
走った後も、まだ走れると感じました。
今回は、特に気候も恵まれていて、
曇り空に、気温もそれほど高くなかった事も
あったと思います。
でも、今日までみんなのなかで
積み重ねさせてもらったこと、
みんなの力、応援、サポート、存在があったから
走れたのだと思います。
いつものみんなで行っていたフルメニューのランニングが
そのまますこし長くなったような、
そんな42.195キロでした。
ゴールをしたあと、
お父さんの胸の中に恥ずかしがりながらも
飛び込めたことも嬉しかったです。
そして、前から準備してくださっていた
豪華なお弁当もとても美味しくて、嬉しかったです。


私たちにとって成功体験を積み重ねられた
大切な時間でした。
フルマラソンは終わったけれど、
これからまだまだ畑やスポーツ、音楽など
日々の活動で走り続けます。
ランニングのように、一歩を大切に、
淡々と、地道に、謙虚に、祈る気持ちで
積み重ねたいです。
(あけみ)

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