3月23日(金)「新たな世界が広がるー桃の苗木の接ぎ木ー&塩糀作りの最終段階へ」

3月23日のなのはな

盛男おじいちゃんが、
古畑に植わる桃の苗木に接ぎ木をしてくださいました。

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接ぎ木には、台木と穂木があり、
剪定ばさみやナイフを用いて、
それぞれを形作ります。
形ができあがったものを合体し、
テープを巻いて固定することで、
勢いの強い台木から穂木へ栄養を回すことができます。

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ナイフを使って、
台木と穂木に刃を入れていきます。
おじいちゃんは、太い枝も細い枝も、
まるですーっと音が聞こえるかのように、
滑らかに刃を滑らせていきました。
そこから現れる断面、
鋭く尖った角は真っ直ぐ滑らかで、きれいでした。
短い穂木を切るとき、
台木の表皮を削りとるとき、
おじいちゃんは慎重に丁寧に、
刃物を進めていました。

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刃物を扱うおじいちゃんの手つきは、
力強さもあり、繊細さもありました。
接ぎ木をしてくださるおじいちゃんを囲む
みんなの表情、空気からも、
静かな緊張が伝わってきました。
ずっと見ていたいと感じるくらい、
心が洗練される時間でした。

形が整った穂木を、台木に挿し込むと、
まるでそれらは初めから1つのものだったかのように、
パズルのピースがはまったように、
自然な収まりを見せました。
何本も接ぎ木をしてくださいましたが、
それら全てがぴったりと合いました。
素早い手つきで進めていくおじいちゃんの姿が、
とても格好良かったです。

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おじいちゃんは接ぎ木をしてくださるなかで、
大切なポイントを教えてくださったり、
「こんなにたくさんの人に見られながら、
接ぎ木をするのは初めてだ」
と笑顔を見せてくださることもありました。

古畑の桃の接ぎ木の他にも、
開墾畑の桃の接ぎ木や、
古吉野内にある、
ブドウやサクラの接ぎ木もしてくださいました。
同じ果樹でも、数多くの品種を楽しめることが、
とても嬉しいです。

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わたしにとって、初めての接ぎ木でした。
今までは見聞きしたことがあっても、
複雑なことなんだろうなと思っていました。
この日、盛男おじいちゃんが
接ぎ木してくださるのを見させていただいて、
新しい世界が広がったような気持ちです。
今日は、練習で
接ぎ木をした子もいました。
私も、今度は実際に、接ぎ木を体験してみたいです。

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盛男おじいちゃんが教えてくださる、
たくさんのことをしっかり吸収して、
見る世界、感じる世界を広げていけることが、
とても嬉しいです。

(るりこ)

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塩糀作りのメンバーのみんなと、
昨日の夕方に出糀を迎えた米糀を使って、
塩糀作りをしました。

P1017882糀箱18枚分の米糀と、
9.45キログラムの塩を混ぜ合わせて、
“塩切り糀”にした後で、
それらをタッパーに詰めて、
水を加えました。

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塩糀作りでは、
米粒の頭が丁度被るくらいの、
水を加えることがポイントだと
教えてもらいました。
加える水が多すぎると、
塩分濃度が低くなってしまい、
カビが発生する原因になってしまうのだそうです。
(発酵と腐敗の違いは、
少しの水分量で変わるくらい、
紙一重なのだな)
と、思いました。

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タッパーに詰め終えた塩糀は、
その後、みんなで味噌蔵に運びました。
これから、約2週間、
チームのみんなと交代で、
毎日かき混ぜて、
塩糀の発酵を促します。

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お米の形状が柔らかくなったり、
塩糀の香りがバナナや栗のような
ほんのりと甘い香りがしたら、
出来上がりなのだと教えてもらいました。

(どのような香りなんだろう)
(米糀の香りとはまた違う、甘い香りなのかな)
と、塩糀の完成が、とても楽しみです。

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最後まで、塩糀に気持ちを向けて、
チームのみんなと一緒に手入れをしていきたいです。

(よし)

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今日のBチーム作業では、
水菜、小松菜、レタスの水遣りをしました。

タンクに入っている水500Lの中には
1キログラムの砂糖を溶かしてあります。
500倍の砂糖水にしてあります。
これは砂糖水防除をするためです。

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主に羽虫の被害から
水菜、小松菜を守るためなのですが、
ジョウロで砂糖水を株周りにやると、
羽虫の羽がべたついて動きにくくなり、
被害を防ぐことが出来る可能性があります。
なるちゃんが、
現代農業でこの方法を見つけて、
そのことを教えてくれました。

なべにお湯を沸かし、
砂糖1キログラムを溶かし、
500Lの水が入ったタンクに入れてかき混ぜました。

〈水菜〉

 1週間前くらいから、
水菜に7,8株害虫被害がきていて、
被害の跡を見ると
綺麗に食べられているのと穴が小さく、
虫の糞のようなものも見当たりません。
おそらく芋虫ではなく、
羽虫類だろうと思いました。

お父さんに相談させていただいて、
それならば
砂糖水防除をしようということになりました。

〈小松菜〉

小松菜も羽虫の被害にあいやすい野菜なので
水菜のついでにすることにしました。

この防除の仕方は薬剤を使うことなく、
人間の口にいれても無害の砂糖を使うので、
実際に効果があればとても画期的だと思いました。

〈レタス〉

人間からすると
500倍に薄められた砂糖水を
べたついたようにはまったく感じませんが、
数ミリの虫からするとべたつくのだなと思って、
面白いなと思いました。
被害が少ないうちに、
被害を食い止められたらいいなと思いました。

(やよい)

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天気が良くなり、
建築作業も進みました。

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