2月3日(土)「まだ見ぬ桃の実のために、まだ見ぬ未来のためにーー桃畑で開墾大会」

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2月3日のなのはな

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(まだ見ぬ桃の実のために、
まだ見ぬ未来のために――)
なのはなの新しい桃畑への思いを、
心に刻んだ大切な1日となりました。『第1回桃畑開墾大会』と題して、
1日かけて、桃畑の開墾の作業を進めました。
お父さんとお母さん、
須原さん、永禮さんも来てくださり、
全員での開墾です。

開墾を行ったのは、
石生一周の坂の頂上にある、2枚の桃畑です。
1枚は、すでに畑の半分に
13本の桃の木が植わっている26アールの畑で、
もう1枚は、その向かいある
17アールの新しい畑です。

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「なのはなの桃畑をみんなで作っていく、
はじまりの1日になるからね」
大会のはじめの、お母さんの言葉が
私の心に残っています。
これまでも、開墾作業は進められていましたが、
全員での開墾ははじめてです。

なのはなファミリーにとって、大切な桃。
“誰かが作っている桃畑”ではなく、
“私たちの桃畑”という気持ちを、
みんなで持っていくための、はじまりの1日が、
この日の開墾大会でした。

伐採したのは、
太陽を遮っている畑の周囲にある木です。
4チームに分かれて、
試合形式で木の伐採をしました。

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〈お父さんのデモンストレーション〉

 

 

午前中は、26アールの桃畑の伐採をしました。
お父さんがはじめにデモンストレーションで
1本の木を切りました。
2方向に引っぱるロープのかけ方、
ノコギリの刃の入れ方、
声を掛け合って力を加減することなど、
お父さんは解説をしながら、切って見せてくれました。

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永禮さんも、チームのリーダーとして
Aチームに加わってくれました。
A~Dチームの4チームが、範囲を決めて、
9時50分に試合は開始です。

競うのは速さだけではありません。
まずは、安全第一。
そして、道具を正しく扱うことや
チームワーク、作業の美しさなど、
チームの作業を総合的に見て
お父さんとお母さんが審査をします。

同じ1本の木を切り倒すといっても、
自然に生えている木に1つとして
同じものはありません。
太さや高さはもちろん、
木が傾いている角度も違えば、
ツタが絡まっているものもあったりと
様々な木があり、
それぞれに倒し方や、かかる時間が違います。

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チームのみんなで作戦を立て、
役割分担をして進めました。
太くて重い木は、大人数でロープを引っぱります。
「せーの、よいしょ!」
かけ声が畑に響きます。
ツタが絡み合った木は、
周りの5本の木を切ったときに、
やっと全部の木が倒れるということがありました。

切り倒した木は、丸太として使う部分と、
燃やす部分に分けて解体し、それぞれ運びます。
太い木は、お父さんや須原さん、永禮さんが
チェーンソ-使って切ってくれました。
チェーンソーの力はさすがに大きく、
エンジン音と刃の音と共に、
気持ちよく木が切り倒されていきました。

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手を止めてふと空を見上げると、
朝、畑に来たときより大きな空が目に入りました。
(どんどんと光が入るようになり、
拓けていっている)
そう思えました。
畑に植わった桃の木に、
たくさんの太陽の陽射しがあたることを想像すると、
ノコギリを持つ手にも力がわいてきます。
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午前中で、26アールの畑は、
伐採が切りよく終わりました。
畑の真ん中には、枝を積んだ大きな山が
つできていました。

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〈午後は17アールの桃畑の木の伐採から始まりました〉

昼食を挟んで、午後からは
新しい17アールの畑での開墾をしました。
午後は、『大物にレッツトライ!』と名付けた試合です。
17アールの畑の木は、本数は多くないけれど、
太い木が多くありました。
午後は、木を切り倒すのは主に
永禮さんがチェーンソーを使って行いました。
各チームが、切り倒すときに
永禮さんに声をかけてきてもらいました。

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「永禮さーん」
「永禮さーん、お願いします」
畑のあちらこちらで、
永禮さんを呼ぶ声がかかりました。
永禮さんは、「はーい、行きます」と笑顔で答え、
1本切り倒すと次のチームの木へと、
休むことなく、次々に切ってくれました。
チェーンソーを扱うのは、かなりの力が要ります。
永禮さんは、午後の試合では
ずっとチェーンソーで切ってくださいました。
永禮さんがいてくださり、
伐採はとてもスピーディに進みました。
とてもありがたいなと思いました。
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3時半。
17アールの畑も、無事に切る予定の木は、
すべて伐採することができました。

開墾大会も、いよいよ終盤。
切り倒しの後は、焚き火合戦です。
2チームにわかれて、
1日かけて伐採した木の枝を
すべて燃やしました。

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どちらのチームがより
上手く焚き火をたけるかの勝負です。
豆ガラや、竹を着火材料として使いました。
チームのリーダーが指揮をとり、
くべる順番や種類を考えて、
2チームが大きな焚き火を燃やしました。
4~5メートルはあるかという、
高い炎が上がりました。
水分を含んだ木や竹が燃えるときの
シュウッと音や、ぱちぱちという音、煙の匂い。
炎を見ていると、心が落ち着きます。

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夢中になって木をくべていると、
夕方の5時過ぎには、高く積まれた枝は、
全て燃やし終わっていました。みんなと見た夕日は、
濃く燃えるようなオレンジ色をしていました。
目に入った炎と、夕日の色が重なりました。
空の色が綺麗でした。
冷たい空気が、炎で熱くなった顔に
心地よく感じました。

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お母さんが持ってきてくれた、
長い笹の枝をみんなでゆらゆらと
ゆらした感覚が、楽しかったです。
何人かが、柔らかい土の上に
寝転んで空を見上げていました。
私も、じっと空を見上げました。
(ここが、私たちの桃畑)
みんなと過ごした1日が終わっていこうとする
夕暮れ時に、穏やかで幸せな気持ちに包まれて、
私はそう思いました。

 

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〈17アールの新しい畑にはこれから桃の苗木が植わります〉

桃を担当しているあんなちゃんが、
夕食の席でこう話してくれました。
「伐採が進んで、言葉では言い尽くせないほど、
感謝している。
開墾の楽しさをみんなと共有できたことが
本当に嬉しかった」
私も、桃畑の開墾作業をみんなでできたことに、
感謝の気持ちと、嬉しさをたくさん感じました。

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〈開墾を終えて、お父さんが今日の開墾大会について  桃畑について話をしてくれました〉

伐採をして景色が開けていく様子を
目の前で感じること。
木の重みを自分の身体に感じること。
切り倒されるときの音や振動を感じること。
冷たい風と木を燃やす炎の熱さを感じること。

その感覚が、
桃畑への愛着につながっていきます。
私も、開墾作業をしたのは、
今日がはじめてでした。
たった1日だけれど、
まだ見ぬ誰かへ届く桃のために、
自分も力になっていけるのだという気持ちになれて、
とても幸せでした。

木の伐採が終わったあとは、
トラクターをかけて、
笹の根っこをとる作業があります。
開墾は、これからも続きます。
なのはなの桃畑を、
みんなで作っていくこれからも、
とても楽しみです。

(なお)

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2月3日は、節分の日。
恵方巻きを手作りして、
夕食にみんなでいただきました。
古吉野で台所を進めてくれていたメンバーが
恵方巻きを巻いてくれました。
恵方巻きは1人1本いただきました。
美味しさがギュッと詰まった恵方巻でした!
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